新江比間海水浴場の西側に、新堀川に沿って伸びる砂浜が貝ノ浜である。海岸の草地にハマナデシコの群落がところどころにあり、7月末になると真っ赤に紅葉する。そのほか、ハマゴウ、ハマボッス、ハマアカザ、ハマヒルガオなどハマの名の付く海岸の植物が観察できる。三河湾は平成13年に環境省によって選定された日本国内の500箇所の重要な湿地の中に含まれ、この中の伊川津が貝ノ浜付近である。新堀川河口の伊河津町貝ノ浜~江比間町惣浦付近が広い塩湿地になり、マツナ、ハママツナ、ウラギク、フクド、ハマサジ、ハマアカザ、イソホウキギ、アイアシ、シオクグなどの貴重な塩性湿地植物の種類が非常に多い。
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