愛知高原国定公園内にあり、面積3500㎡の小さな湿原だが、木道が設けられている。寧比曽岳の西側にある大多賀峠と伊勢神峠を結ぶ東海自然歩道の途中に位置し、2001年に閉鎖された旧・県営「憩いの村愛知」の横にある。湿原が整備された当時は約80種の植物があったと表示されている。現在は豊田市自然愛護協会が管理している。休憩所や木道は現在も健在であるが、トイレは使用できない。ミズゴケの多い湿地にはバイケイソウ、ノハナショウブ、サワギキョウ、ゴウソ、タニヘゴ、ノギラン、ヒメアギスミレなどがあり、湿原周囲にはノリウツギ、ウメモドキ、イソノキ、イヌツゲ、オトコヨゾメが多く、アカマツ、アセビ、ハリギリ、リョウブなどがその外周にあり、ウメガサソウ、イチヤクソウ、ママコナ、クモキリソウ、クルマバハグマなどが見られる。
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