トウヨウチョウチンゴケ
Flora of Mikawa
チョウチンゴケ科 Miniaceae チョウチンゴケ属
学 名 | Mnium orientale (R.E.Wyatt, Odrykoski et T.J.Kop. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 2~4㎝ |
生育場所 | 林内の土手、腐食土上 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 北海道、本州、四国 |
撮 影 | 豊田市 10.10.13 |
茎は直立し、高さ2~4㎝、基部は密に仮根に覆われる。葉は長さ2.5~4㎜(大きい葉は約6.5㎜)の披針形~線形。葉の舷は明瞭、2~3細胞列。葉先は鋭く尖り、葉の上半分の縁に鋭い双生の歯がつく。中肋は太く、葉先に届き、背面に上向きの鋭い歯が多数ある。葉翼は茎に広く下垂する。茎の下部に長さの短い三角形の小葉をつけるのが特徴。葉身細胞は平滑、長さ15~30μmの方形~六角形、やや厚壁、厚角にならない。雌雄異株。雄株は雄花盤をつける。蒴柄は長さ2~3㎝、黄褐色~赤褐色、平滑。蒴は卵形、垂れ下がる。蒴帽は僧帽型。口環はある。蒴歯は2列。n=7
低地でよく見られるナメリチョウチンゴケはよく似ているが、茎下部に三角形の小葉がつかない。細胞が厚角になる。
コチョウチンゴケは葉が長さ3.5㎜以下、縁の歯が単生又は双生。葉身細胞が大きく長さ35~45μmの六角形。
ホシガタチョウチンゴケは小形、葉が長さ2~2.5㎜。葉縁の舷がなく、縁の歯が単生。中肋が葉先よりかなり下で終わる。葉身細胞は25~35μm。乾いた葉を水につけると青緑色に変化することが多い。
コバノチョウチンゴケは小枝状の無性芽をよくつける。細い枝があり、葉縁の舷がなく、縁の歯は単生。葉身細胞は長さ8~15μmの不規則な四角形。
低地でよく見られるナメリチョウチンゴケはよく似ているが、茎下部に三角形の小葉がつかない。細胞が厚角になる。
コチョウチンゴケは葉が長さ3.5㎜以下、縁の歯が単生又は双生。葉身細胞が大きく長さ35~45μmの六角形。
ホシガタチョウチンゴケは小形、葉が長さ2~2.5㎜。葉縁の舷がなく、縁の歯が単生。中肋が葉先よりかなり下で終わる。葉身細胞は25~35μm。乾いた葉を水につけると青緑色に変化することが多い。
コバノチョウチンゴケは小枝状の無性芽をよくつける。細い枝があり、葉縁の舷がなく、縁の歯は単生。葉身細胞は長さ8~15μmの不規則な四角形。