ナメリチョウチンゴケ
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Flora of Mikawa
チョウチンゴケ科 Miniaceae チョウチンゴケ属
中国名 | 长叶提灯藓 chang ye ti deng xian |
学 名 | Mnium lycopodioides (Hook.) Schwager |
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
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分 類 | 蘚類 |
高 さ | 1~3(5)㎝(長さ) |
生育場所 | 低地の道端、土手、岩上 |
分 布 | 在来種 日本全土、中国、ネパール、ベトナム |
撮 影 | 幡豆町 10.3.3 |
北アメリカやヨ-ロッパには変種のvar. inclinatum(= Mnium ambiguum H. Mull.)が分布する。広義に扱う見解もある。
道端の土手などでよく見かけられる。茎は長さ1~3(5)㎝、直立又は垂れ下がり、少数、分枝する。中心束は明瞭。葉は暗緑色~緑褐色、新しい枝の芽だけ黄緑色で短く直立していることが多く、不稔の葉は2列のように見えることがある。葉は長さ2.5~4㎜の卵形~卵状披針形、鋭頭。葉の舷は明瞭で、2~3細胞列。葉の上半分の縁に鋭い双歯がつく。中肋は太く、葉先に届き、背面はほぼ平滑、まれに歯がつくこともある。葉中部の葉身細胞は長さ12~18µmの円形~丸みを帯びた方形・六角形、平滑、厚壁、厚角。苞葉は線形。雌雄異株。雄株は雄花盤をつける。蒴柄は長さ2~3㎝。蒴は長さ約4~5㎜、幅1.6~2.2㎜の卵状円柱形、下垂する。蒴帽は僧帽形。蓋には長い嘴がある。口環は分化する。蒴歯は2列、完全。胞子は直径 20~25 µm、わずかにパピラがある。n=7
コチョウチンゴケは葉が長さ3.5㎜以下で、葉身細胞が長さ35~45μmの六角形。
トウヨウチョウチンゴケは茎の下部に小さな三角形の葉が多数つき、葉身細胞は長さ15~30μmの方形~六角形。
コバノチョウチンゴケは細い枝をつけ、葉縁の舷がなく、葉身細胞は長さ8~15μmの不規則な四角形。
道端の土手などでよく見かけられる。茎は長さ1~3(5)㎝、直立又は垂れ下がり、少数、分枝する。中心束は明瞭。葉は暗緑色~緑褐色、新しい枝の芽だけ黄緑色で短く直立していることが多く、不稔の葉は2列のように見えることがある。葉は長さ2.5~4㎜の卵形~卵状披針形、鋭頭。葉の舷は明瞭で、2~3細胞列。葉の上半分の縁に鋭い双歯がつく。中肋は太く、葉先に届き、背面はほぼ平滑、まれに歯がつくこともある。葉中部の葉身細胞は長さ12~18µmの円形~丸みを帯びた方形・六角形、平滑、厚壁、厚角。苞葉は線形。雌雄異株。雄株は雄花盤をつける。蒴柄は長さ2~3㎝。蒴は長さ約4~5㎜、幅1.6~2.2㎜の卵状円柱形、下垂する。蒴帽は僧帽形。蓋には長い嘴がある。口環は分化する。蒴歯は2列、完全。胞子は直径 20~25 µm、わずかにパピラがある。n=7
コチョウチンゴケは葉が長さ3.5㎜以下で、葉身細胞が長さ35~45μmの六角形。
トウヨウチョウチンゴケは茎の下部に小さな三角形の葉が多数つき、葉身細胞は長さ15~30μmの方形~六角形。
コバノチョウチンゴケは細い枝をつけ、葉縁の舷がなく、葉身細胞は長さ8~15μmの不規則な四角形。