タニゴケ 谷蘚
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Flora of Mikawa
アオギヌゴケ科 Brachytheciaceae アオギヌゴケ属
学 名 | 溪边青藓 xi bian qing xian |
英 名] | brachythecium moss |
学 名 | Brachythecium rivulare Bruch et Schimp. |




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分 類 | 蘚類 |
高 さ | 5~10㎝(長さ) |
生育場所 | 低山地~亜高山帯の湿った岩上、土上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、九州、中国、ロシア、北半球に広く分布 |
撮 影 | 新城市 14.2.25 |
大形、やや強壮、黄緑色~黄褐色、光沢がややある。茎は曲がり、長さ5~10㎝、不規則に羽状に分枝し、枝先は細く、樹枝状になる。枝先から多くの鞭枝をf出す。葉は乾くと圧着し、湿ると広がる。茎葉は長さ2~2.5㎜(China
Moss:長さ1.5~2.1㎜、幅1.1~1.2㎜)の卵形、凹面、やや縦じわがあり、基部で明確に狭くなり、先は広く尖り、鋭尖部は短い。葉縁はほぼ全縁又は葉先に細かい歯がある。中肋は葉長の1/2~2/3で終わる。葉中部の葉身細胞は長さ80~120µm、幅5~10µm(China
Moss:)の線形、薄壁。翼細胞は大きく、丸みを帯びた矩形~六角形、広い区画を作る。枝葉は茎葉に似て、長さ0.99~1.67 ㎜、幅0.8~1.2㎜。雌雄異株まれに雌雄独立同株。蒴柄は長さ約2㎝、赤褐色、全面にパピラがある。蒴帽に毛はない。胞子は見られない。
よく似たコマノヒツジゴケは葉が羽状分枝し、多数の枝がつく。茎葉と枝葉はほぼ同じ大きさ。葉は全周にかすかに歯がある。葉身細胞は長さ65~85μm、幅3~5µmの線形。翼部の細胞が六角形~線形。蒴柄の全面にパピラがある。蒴帽に長毛がある。
ナガヒツジゴケは枝が長く伸びてひも状になる。茎葉は長さ約2.5㎜、ほぼ全縁、葉先が細長い。枝葉は小さい。蒴柄が長く、平滑。蓋の嘴は短い。
ヒモヒツジゴケは茎葉が長さ2~2.5㎜。葉身細胞が長さ55~65µm、幅8~10µm。蒴柄は長さ1~1.5㎝、平滑。
よく似たコマノヒツジゴケは葉が羽状分枝し、多数の枝がつく。茎葉と枝葉はほぼ同じ大きさ。葉は全周にかすかに歯がある。葉身細胞は長さ65~85μm、幅3~5µmの線形。翼部の細胞が六角形~線形。蒴柄の全面にパピラがある。蒴帽に長毛がある。
ナガヒツジゴケは枝が長く伸びてひも状になる。茎葉は長さ約2.5㎜、ほぼ全縁、葉先が細長い。枝葉は小さい。蒴柄が長く、平滑。蓋の嘴は短い。
ヒモヒツジゴケは茎葉が長さ2~2.5㎜。葉身細胞が長さ55~65µm、幅8~10µm。蒴柄は長さ1~1.5㎝、平滑。