キャラハゴケ 伽羅葉蘚
Flora of Mikawa
ハイゴケ科 Hypnaceae キャラハゴケ属
中国名 | 鳞叶藓 lin ye xian |
英 名] | taxiphyllum moss |
学 名 | Taxiphyllum taxirameum (Mitt.)M.Fleisch. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 1~3(6)cm(長さ) |
生育場所 | 低地~山地の裸地、芝生、土手、岩上 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、インド、ネパール、スリランカ、フィリピン、南北アメリカ |
撮 影 | 幸田町 10.10.21(山畑の土手) |
和名は葉が針葉樹のキャラボク(伽羅木)に似て扁平につくことから。中国名は鳞叶藓、鱗のような葉をもつという意。
暗緑色~黄緑色の群落をつくる。茎は長さ6㎝以下、葉を含めた幅 2~4㎜、這い、不規則に羽状に分枝し、扁平に葉をつけ、休止芽のまわりなどに小三角形の偽毛葉をつける。葉は長さ1~2.5㎜(Flora of North America: 1~2㎜×0.3~0.6㎜)の卵状披針形、基部が丸く先が次第に尖り、乾いても曲がらない。葉縁に舷はなく歯があり、先端部の歯はするどく明瞭。中肋は2叉して短い。中部の葉身細胞は長さ66~120µm、幅3~7µmのやや蛇行した線形、薄壁、細胞上端にパピラが普通ある。葉の基部は下延せず、翼部の細胞は長さ37~63µm、幅5~9µmの矩形~方形。雌雄異株。蒴柄は長さ7~12㎜、赤褐色。蒴は稀、下垂し、長さ1~1.5㎜の楕円状卵形、赤褐色。胞子は直径11~13µm。n=8,11,12
名前が似たキャラボクゴケはホウオウゴケ科。
暗緑色~黄緑色の群落をつくる。茎は長さ6㎝以下、葉を含めた幅 2~4㎜、這い、不規則に羽状に分枝し、扁平に葉をつけ、休止芽のまわりなどに小三角形の偽毛葉をつける。葉は長さ1~2.5㎜(Flora of North America: 1~2㎜×0.3~0.6㎜)の卵状披針形、基部が丸く先が次第に尖り、乾いても曲がらない。葉縁に舷はなく歯があり、先端部の歯はするどく明瞭。中肋は2叉して短い。中部の葉身細胞は長さ66~120µm、幅3~7µmのやや蛇行した線形、薄壁、細胞上端にパピラが普通ある。葉の基部は下延せず、翼部の細胞は長さ37~63µm、幅5~9µmの矩形~方形。雌雄異株。蒴柄は長さ7~12㎜、赤褐色。蒴は稀、下垂し、長さ1~1.5㎜の楕円状卵形、赤褐色。胞子は直径11~13µm。n=8,11,12
名前が似たキャラボクゴケはホウオウゴケ科。