コカヤゴケ
Flora of Mikawa
アオギヌゴケ科 Brachytheciaceae カヤゴケ属
中国名 | 淡叶长喙藓 dan ye chang hui xian |
学 名 | Rhynchostegium pallidifolium (Mitt.)A.Jaeger |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 2~3(5)㎝(長さ) |
生育場所 | 湿った岩上、倒木、地上 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国 |
撮 影 | 岡崎市 10.4.25 |
中形、緑黄色。茎は長さ約5㎝以下、不規則に密に分枝し、光沢のある葉をあまり密集せず、開出ぎみにつける。茎葉はやや扁平に、枝葉はまわりにほぼ均等につく。枝は長さ約1㎝。茎や太い枝の幅は3.5~4.5㎜。茎葉と枝葉は似て、茎葉は長さ2.16~3.15㎜、幅1.08~1.22㎜のやや幅の広い卵状披針形、先が長く尖り、先端がねじれることが多い。葉縁には全周に歯がある。中肋は葉長の2/3程度、中肋の背面先端は平滑。枝葉は同形、小形。葉身細胞は長い線形、長さ120~150µm、幅5~7µm
(China Mss : 長さ110~175µm、幅8~10µm)、平滑。雌雄同株。蒴は傾いてつき、蒴柄は長さ約2㎝、平滑。蓋には長い嘴がある。蒴帽は僧帽形。n=11。
カヤゴケは枝葉が鋭頭、葉身細胞が長さ110μm以下。
ツクシナギゴケは茎葉が長さ1~1.5㎜、葉先が鋭頭、中肋の背面上端に1個の歯があり、葉身細胞が長さ35~45μm。
外観が似ているサナダゴケ属(オオサナダゴケモドキなど)は中肋が2叉して、短い。
カヤゴケは枝葉が鋭頭、葉身細胞が長さ110μm以下。
ツクシナギゴケは茎葉が長さ1~1.5㎜、葉先が鋭頭、中肋の背面上端に1個の歯があり、葉身細胞が長さ35~45μm。
外観が似ているサナダゴケ属(オオサナダゴケモドキなど)は中肋が2叉して、短い。