イチョウウキゴケ 銀杏浮苔

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Flora of Mikawa

ウキゴケ科 Ricciaceae イチョウウキゴケ属

中国名 浮苔 fu tai
英 名] purple-fringed riccia
学 名 Ricciocarpus natans (L.) Corda
イチョウウキゴケ葉状体の表
イチョウウキゴケ葉状体の表2
イチョウウキゴケの葉状体の裏
イチョウウキゴケの秋
イチョウウキゴケ
イチョウウキゴケ地上
分 類 苔類
高 さ 0.5~1㎝(長さ)
生育場所 水田、池の水上、土上
分 布 在来種  日本全土、世界に広く分布
撮 影 幡豆町   05.10.22
イチョウの葉のような形で、水田や池の水面に浮かんで、群生する。上側の写真では紫褐色の仮根が出ているのが見える。葉状体は長さ1~1.5㎝、幅4~8㎜、緑色、二叉状に分岐し、背面に明瞭な線状の溝がある。数層の気室があり、気室孔は明瞭。腹鱗片は紫色、リボン状で大きく、密につく。雌雄同株。胞子は直径40~55μm。秋に成熟する。冬は葉状体が紫色になる。n=9
 ミヤケハタケゴケも背に明瞭な線状の溝があるが、葉状体がやや小さく、腹鱗片が白く、水面には浮かない。
 ハタケゴケは葉状体がさらに小さく、中央の溝が先端だけにあって浅く、背面に幅広い溝がある。