ホソハリガネゴケ 細針金蘚

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Flora of Mikawa

ハリガネゴケ科 Bryaceae  ハリガネゴケ属

中国名 丛生真藓 cong sheng zhen xian
学 名 Bryum caespiticium L. ex Hedw.
ホソハリガネゴケ拡大
ホソハリガネゴケの葉先
ホソハリガネゴケの葉の基部
ホソハリガネゴケ
ホソハリガネゴケの葉
ホソハリガネゴケの葉縁
分 類 蘚類
高 さ 0.5~1㎝
生育場所 地上、岩上
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、世界に広く分布
撮 影 豊橋市  10.10.14
植物体は小形、高さ1㎝以下、淡緑色、やや光沢がある。茎は直立し、分枝し、葉は乾いても茎に付着するだけで、縮れない。葉は長さ2~2.5㎜の卵状披針形。中肋は赤色を帯び、太く、葉先から長く芒状に突き出る。葉縁はほぼ全縁で、反曲し、舷は不明瞭。葉の上、中部の葉身細胞は長さ35~55µm、幅10~14µmの狭六角形~菱形、薄壁、縁付近では幅が狭くなる。基部の細胞は六角形。雌雄異株。蒴柄は長さ15~25㎜、赤褐色~暗褐色。蒴は褐色の洋梨形で、下垂する。胞子は直径10~15µm。
  ハリガネゴケはやや大形、葉が倒卵形で、中部より上で最大幅となる。また、蒴が円筒形で長い。
 ナガハリガネゴケは近畿地方以西に分布し、蒴の頸部が太い。