スベリヒユ科 Portulacaceae
分類 | 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-ナデシコ目(Caryophyllales) |
分布 | アメリカ大陸中心に世界中に1属(スベリヒユ属)約115種が分布し、日本にはスベリヒユ、オキナワマツバボタンの2種が自生する。 APG IIIでは数属がヌマハコベ科(Montiaceae)、 カナボウノキ科(Didiereaceae)、アナカムプセロタ科( Anacampserotaceae)、ハゼラン科(Talinaceae)へ移動されスベリヒユ属1属だけとなった。 |
特徴 | 1年草又は多年草( P. suffrutescens)。根は塊茎があり、肉質、繊維状又は小さい直根がある。茎は直立~平伏、分枝し、肉質又は亜低木状、花序や茎の節に毛状突起が無又は有、他は無毛。葉は互生又は類対生、密につき、花序のすぐ近くでは総苞状になる。葉身は円柱形、類円柱形又は扁平。花序は頂部に束生し、又は短い枝に腋生する。花は無柄又はほぼ無柄、普通、日の当たるときだけ開く。萼片は基部で広く抱茎し、草質~薄膜質、蒴果の先から落ちる。花弁は一日限り(ephemeral)、5~7個つき、普通、分離、普通、全縁。雄しべは(4~)6~40(~100)個。子房は半下位~下位、近位に多室~遠位に1室、独立中央胎座。花柱は1個、短い。柱頭は3~8(~18) 個。蒴果は膜質、白亜質(chartaceous)、 横裂蒴果(circumscissile)=蓋果。種子は多数、褐色~黒色又は灰色、腎臓形~渦巻形。種皮は平滑又は様々に 彫刻され、顆粒状~星形いぼ状~刺状。 x = 4, 5, 8, 9。 |
栽培 | マツバボタン、ハナスベリヒユ(ポーチュラカ)が栽培され、夏の花として親しまれている。 |
スベリヒユ属 | スベリヒユ | Portulaca oleracea L. |
ハナスベリヒユ | Portulaca umbraticola Kunth | |
ヒメマツバボタン | Portulaca pilosa L. | |
ポーチュラカ・ウェルデルマニー | Portulaca werdermannii Poelln. | |
ポーチュラカ・ギリエシー | Portulaca gilliesii Hook. | |
ポーチュラカ・マジカルキューティー | Portulaca 'Magical Cutie' | |
マツバボタン | Portulaca grandiflora Hook. | |
モンティオプシス属 | ハイマツゲボタン | Montiopsis umbellata (Ruiz & Pav.) D. I. Ford |
レウイシア属 | レウイシア・コチレドン | Lewisia cotyledon (S. Watson) B. L. Robinson |