特徴 |
中高木まれに低木、落葉、半常緑又は常緑。雌雄同株まれに雌雄異株。樹皮は堅い(又は剥離)。小枝は中実又は室のある髄状。頂生する蕾は類球形~卵形~長楕円形、裸状又は鱗片がある。托葉は無い。葉は互生(又は対生)、奇数又は偶数羽状複葉、ときに3小葉、まれに単葉。小葉は腺や盾状鱗片があり、しばしば樹脂を含み、芳香があり、特に若葉の裏や小枝で目立つ。葉縁は鋸歯状まれに全縁。花序は垂れ下がり又はときに直立し、側生又は頂生、前年枝(古枝)の小枝に生じる短いシュート又は当年枝の成長部につき、いくつかのタイプがある。①雌雄両花のある円錐花序で、雄性の側生する穂状花序と雌性の中央の穂状花序とをもつ。②雌雄両花のある円錐花序で、雄性の主な側生する穂状花序と雌性の中央の穂状花序の先が雄性であるもの。③雄性の穂状花序が束生し、1個の雌性の穂状花序があるもの。④1個の雄性穂状花序と1個の雌性穂状花序からななるもの。花は単性、風媒花(anemophilous)、まれに、虫媒花(entomophilous)。雄花は全縁又は3裂する苞が基部につく。小苞は2個又は欠く。萼片は0~4個、あれば子花托の上につく。雄しべは3~40(~100)個、花托の上につく。花糸は短いか又はほとんど無く、分離又は基部で統合される。葯は無毛又は軟毛があり、2室、縦に裂開する。雌花は全縁又は3裂する1個の苞があり、小苞は2又は3個(又は欠く)。萼片は0~4個、子房につき、先が分離。雌ずい群(gynoecium)は心皮が2個、下位子房に統合され、1室、基部では
2~4(~8)室。花柱は1個、短い又は長く、まれに欠く。柱頭は2個、竜骨状(carinal )又は合わせ目状(commissural)、ときに4裂、羽毛状(plumose)又は肉質。胚珠は1個、直生。果時の穂状果序は長くなって垂れ下がるか又は短く直立し、まれに円錐形。果実は核果様の堅果、基部に2~4(~8)室あり、裂開又は非裂開性のさや(husk,)があるか又は2~3個の翼又は円盤状の翼のある小堅果。種子は1個、胚乳は無く、子葉は4裂、捻じれが多い。発芽は地下性又は地上性。2n=(28),
32, (64)。 |