ハス科 Nelumbonaceae

分類 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-ヤマモガシ目(Proteales)
分布 ハス属のアジア南部、オーストラリア原産のハスと北米原産のキバナハス(Nelumbo lutea)の2種だけからなる。
特徴 多年草。水生。根茎は分枝し、匍匐(repent)、成長季の終わりに膨らんだ貯蔵用の塊茎(tuber)を端に形成する。葉は根茎から立ち上がり、互生、沈水又は浮遊、長い葉柄がある。葉身は中央に盾状になり、葉脈は放射状に広がる。花は単生、腋生、長い花序柄があり、両性、子房上位花、放射相称、虫媒花、水面の上につく。花被片は多数、分離、最も外側の花被片は小さくなり、内側の花被片は大きく、花弁状。雄しべは多数、葯は縦の隙間から裂開する。雌しべは多数、単体、花托の平らになった頂端の空洞の中に別々にばらばらに埋め込まれる。子房は1室。胚珠は1個、下垂。花柱は非常に短い。柱頭は頭状。果実は堅果状、非裂開、先に孔をもつ。種子は胚乳と外胚乳が無く、胚は大きい。子葉は2個、肉質。n = 8。
栽培 花が大きく観賞用に栽培され、多数の園芸品種がある。ハスの根は食用として栽培されているレンコンである。
ハス属  オオガハス Nelumbo nucifera Gaertn. 
ハス