バショウ科 Musaceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-単子葉類(Monocots) -ツユクサ類(Commelinids)-ショウガ目(Zingiberales) |
分布 | 熱帯、亜熱帯のアフリカ、アジアに、合わせて世界に3属約40種が分布し、日本に自生は無い。 |
特徴 | 単子葉植物。多年草又は一回結実性(monocarpic)、 仮軸性の根茎又は大きな仮軸球茎から生育する。偽茎は粗く詰まった葉鞘からなる。葉は螺旋状につき、葉柄があり、葉身は全縁、葉脈は羽状脈。花序は頂生又はまれに腋生、集散花序。苞は螺旋状につき、しばしば、色鮮やか、仏炎苞状で大きい。花は両性又は退化により単生、左右相称。花被は2輪につき、3個の外花被片と2個の内花被片が統合した複合花被片と3番目の1個の内花被片は離生。雄しべ5個、離生。葯は2室。雌しべ1個。子房は下位、3室、胚珠は各室に多数、側生、中軸胎座。花柱は1本又は頭状。果実は液果、肉質又は革質で乾き、非裂開。種子は硬く、仮種皮は無い。胚は真っすぐ、よく発達した胚乳と粉状の外胚乳に囲まれる。 【バショウ科の属】 エンセーテ属 Ensete: 10種 バショウ属 Musa : 30種 バショウ、バナナ、マニラアサなど ムセラ属 Musella:1種 チュウキレン |
栽培 | 食用にバナナが栽培され、バショウやマニラアサが繊維用に栽培される。観賞用としてチュウキレンが栽培される。 |
バショウ属 | バショウ | Musa basjoo Siebold ex Iinuma |
バナナ | Musa acuminata Colla | |
ベルチナバナナ | Musa velutina H. Wendl. & Drude | |
ムセラ属 | チュウキンレン | Musella lasiocarpa (Franch.) C.Y.Wu ex H.W.Li |