ヤシャブシ 夜叉五倍子
Flora of Mikawa
カバノキ科 Betulaceae ハンノキ属
英 名 | Japanese green alder |
学 名 | Alnus firma Siebold et Zucc. |
花 期 | 3~4月 |
果 期 | 10~11月 |
高 さ | 2~7m |
生活型 | 落葉小高木 |
生育場所 | 山林、丘陵 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(福島県~紀伊半島)、四国、九州 |
撮 影 | 本宮山 14.6.24 15.3.31(花) |
尾根沿いに多い。幹は灰褐色、、横長の皮目があり、太くなると大きな割れ目がつく。葉は互生し、長さ4~10㎝、幅2~4.5㎝の狭卵形。葉脈がはっきりし、側脈は13~17対あり、縁は鋭い重鋸歯。先は尖り、基部は円形。葉裏の脈上に毛がある。葉柄は長さ7~12㎜。雌雄同株。葉の展開前に開花する。冬には枝先に細長い雄花序の冬芽がつき、その下に雌花序の冬芽や葉芽がつく。雄花序は無柄、1~5個つき、蕾のときは直立し、展開すると、長さ4~6㎝になり、やや曲がって垂れ下がる。雄花は苞に3個ずつつく。雌花序は小花柄があり、花柄が枝分かれして2個ずつつき、直立する。雌花序が1個のときも多く、まれに枝先に3~5個、固まってつくこともある。果穂(球果)は長さ1.5~2㎝の卵状広惰円形。果穂は花時にも黒褐色~暗褐色になって残り、果鱗の間に翼果が残っているものもある。果鱗は黒褐色、長さ5.5~6.5㎜、幅約5㎜の扇形。翼果(堅果)は長さ3.5~4㎜の楕円形、翼の幅は約1㎜、果実とほぼ同じ幅。
ミヤマヤシャブシ form. hirtella は葉や葉柄に毛の多い品種。関東地方、中部地方に多い。
ヒメヤシャブシ Alnus pendula は葉の幅が狭く、側脈が20~26対。ヤシャブシと同じように雄花序が枝先につく。雄花序がヤシャブシより細い。果穂が3~6個ずつつき、果柄が枝分かれして長く、垂れ下がる。
オオバヤシャブシ Alnus sieboldiana は葉の幅が広く、側脈が12~16対。雌花序が枝先に、その下に雄花序がつき、果穂は果柄が分れず、1個ずつつく。
ミヤマヤシャブシ form. hirtella は葉や葉柄に毛の多い品種。関東地方、中部地方に多い。
ヒメヤシャブシ Alnus pendula は葉の幅が狭く、側脈が20~26対。ヤシャブシと同じように雄花序が枝先につく。雄花序がヤシャブシより細い。果穂が3~6個ずつつき、果柄が枝分かれして長く、垂れ下がる。
オオバヤシャブシ Alnus sieboldiana は葉の幅が広く、側脈が12~16対。雌花序が枝先に、その下に雄花序がつき、果穂は果柄が分れず、1個ずつつく。