ヤマウルシ 山漆
Flora of Mikawa
ウルシ科 Anacardiaceae ウルシ属
中国名 |
毛漆树 mao qi shu |
学 名 | Toxicodendron trichocarpum (Miq.) Kuntze Rhus trichocarpa Miquel. |
花 期 | 5~6月 |
高 さ | 3~8m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 山地、丘陵 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 旭町 05.6.12 |
幹は灰白色、褐色の縦筋がある。葉や芽に軟毛が密生する。葉は互生し、小葉が4~8対の奇数羽状複葉、葉軸が赤褐色を帯びる。枝先で葉がきれいに丸く束生する。小葉は卵形~楕円形で、先が急にとがり、幹に近い小葉が小さくなる特徴がある。縁は全縁又は1、2個の鋸歯があり、特に幼木では鋸歯が目立つことが多い。葉の側脈と主脈との角度が45~60度程度と小さい。雌雄異株。花は小さな黄緑色で、花弁は5個。果実は直径約5㎜の扁球形で、刺毛が密生し、黄褐色に熟す。外果皮ははがれやすく、縦筋のある白色の中果皮が見えるようになる。ウルシと同じウルシオールを樹液に含み、かぶれるので要注意。
ウルシは幹が灰色、縦に浅く裂け、枝にはこぶ状の皮目が目立つ。果実が扁平で平滑。
ヤマハゼは幹が褐色で、赤褐色の皮目が目立つ。葉の両面に毛が散生し、葉の側脈の数が多く、側脈と主脈との角度が大きい。果実はやや扁平な球形、平滑。
ハゼノキは全体に毛が少なく、ほぼ無毛。小葉が垂れ下がり、小葉の幅が狭く、先が長く尖る。葉裏の側脈がヤマハゼほど明瞭でない。果実はヤマハゼに似る。
ウルシは幹が灰色、縦に浅く裂け、枝にはこぶ状の皮目が目立つ。果実が扁平で平滑。
ヤマハゼは幹が褐色で、赤褐色の皮目が目立つ。葉の両面に毛が散生し、葉の側脈の数が多く、側脈と主脈との角度が大きい。果実はやや扁平な球形、平滑。
ハゼノキは全体に毛が少なく、ほぼ無毛。小葉が垂れ下がり、小葉の幅が狭く、先が長く尖る。葉裏の側脈がヤマハゼほど明瞭でない。果実はヤマハゼに似る。