ヤマハゼ 山黄櫨
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Flora of Mikawa
ウルシ科 Anacardiaceae ウルシ属
別 名 | ハゼ |
中国名 | 木蜡树 mu la shu |
学 名 | Toxicodendron sylvestre (Siebold et Zucc.) Kuntze Rhus sylvestris Sieb. et Zucc. |
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花 期 | 5~6月 |
高 さ | 5~8m |
生活型 | 落葉小高木 |
生育場所 | 山地、丘陵 |
分 布 | 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 御津町 05.6.30 |
ウルシと同じウルシオールを樹液に含むため、かぶれに弱い人は葉にさわったり、近づきすぎないよう注意が必要。
樹皮は灰白~灰褐色、丸い皮目があり、老木は縦長に裂ける。若葉の裏や芽に赤褐色の長毛が密生する。葉は互生し、小葉が4~6対の奇数羽状複葉。小葉は毛があり、側脈の数が多く、明瞭で、側脈と主脈との角度が大きく、卵形~卵状長楕円形、葉先が尖る。縁は全縁で、幼木には鋸歯が出ることがある。雌雄異株。花は小さな黄緑色で、花弁は5個。果実は直径約7㎜の扁球形、無毛、平滑で、黄褐色に熟す。外果皮に包まれたまま果実が落ちる。核は黄褐色、冬に落葉の間に露出した核(種子)が落ちているのもよく見られる。冬芽は毛が密生する。
ハゼノキは全体に毛が少なく、ほぼ無毛。小葉が垂れ下がり、小葉の幅が狭く、先が長く尖る。葉裏の側脈がヤマハゼやヤマウルシほど明瞭でない。果実はヤマハゼに似る。冬芽は無毛。
ヤマウルシは葉軸が赤褐色を帯び、葉の幅が広く、幹に近い小葉が小さい。葉の側脈の数が少なく、側脈と主脈との角度がやや小さい。果実に刺毛が密生し、黄褐色に熟す。外果皮ははがれやすく、縦筋のある白色の中果皮が見えるようになる。冬芽は毛が密生する。
樹皮は灰白~灰褐色、丸い皮目があり、老木は縦長に裂ける。若葉の裏や芽に赤褐色の長毛が密生する。葉は互生し、小葉が4~6対の奇数羽状複葉。小葉は毛があり、側脈の数が多く、明瞭で、側脈と主脈との角度が大きく、卵形~卵状長楕円形、葉先が尖る。縁は全縁で、幼木には鋸歯が出ることがある。雌雄異株。花は小さな黄緑色で、花弁は5個。果実は直径約7㎜の扁球形、無毛、平滑で、黄褐色に熟す。外果皮に包まれたまま果実が落ちる。核は黄褐色、冬に落葉の間に露出した核(種子)が落ちているのもよく見られる。冬芽は毛が密生する。
ハゼノキは全体に毛が少なく、ほぼ無毛。小葉が垂れ下がり、小葉の幅が狭く、先が長く尖る。葉裏の側脈がヤマハゼやヤマウルシほど明瞭でない。果実はヤマハゼに似る。冬芽は無毛。
ヤマウルシは葉軸が赤褐色を帯び、葉の幅が広く、幹に近い小葉が小さい。葉の側脈の数が少なく、側脈と主脈との角度がやや小さい。果実に刺毛が密生し、黄褐色に熟す。外果皮ははがれやすく、縦筋のある白色の中果皮が見えるようになる。冬芽は毛が密生する。