ヤマツツジ 山躑躅
Flora of Mikawa
ツツジ科 Ericaceae ツツジ属
英 名 | torch azalea ,Kaempfer azalea |
学 名 | Rhododendron kaempferi Planch. var. kaempferi Rhododendron kaempferi Planch. |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 1~3m |
生活型 | 半常緑低木 |
生育場所 | 林内、林縁、草原 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 豊田市 10.4.21 |
日本で最も普通のツツジである。幹は灰黒色~黒褐色、樹皮に縦の割れ目が入る。葉は互生し、長さ2~4㎝の惰円形~卵状惰円形、両面に褐色の伏毛が生え、裏面の脈上に扁平な毛が密生する。春に出て秋落葉する春葉と、夏から秋に出て冬を越す夏葉がある。夏葉の方が小形。春葉の先は尖るが、夏葉の先は尖らない。花柄は長さ0.5~1㎝、長毛がある。花は直径3~5㎝、鮮やかな朱赤色、花冠の上側に濃色の斑点がある。。雄しべは5個。花糸の下部に粒状(刺状)の短毛がある。子房には白色の長毛が密生する。萼や花柄に扁平な長い白毛がある。萼片は長さ1.5~3㎜三角状楕円形。花柄は長さ5~20㎜。蒴果は長さ8~13㎜の卵形。
花が白色のものはシロヤマツツジ var. kaempferi form. album Nakai といい、斑点が緑色。
三河地方にはヤマツツジの変種のミカワツツジがあり、花が紅紫色で小さく、花糸に短毛が生え、葉も小形。
モチツツジは普通に見られ、腺毛が多く、両者の自然交雑種も知られている。
花が白色のものはシロヤマツツジ var. kaempferi form. album Nakai といい、斑点が緑色。
三河地方にはヤマツツジの変種のミカワツツジがあり、花が紅紫色で小さく、花糸に短毛が生え、葉も小形。
モチツツジは普通に見られ、腺毛が多く、両者の自然交雑種も知られている。