ヤマモガシ 山茂樫
Flora of Mikawa
ヤマモガシ科 Proteaceae ヤマモガシ属
中国名 | 小果山龙眼 xiao guo shan long yan |
学 名 | Helicia cochinchinensis Lour. |
花 期 | 7~9月 |
果 期 | 11~翌1月 |
高 さ | 3~20m |
生活型 | 常緑高木 |
生育場所 | 山地 |
分 布 | 在来種 本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、カンボジア、タイ、ベトナム |
撮 影 | 田原市 14.8.19 |
ホルトトキは別名をモガシといい、似ているためヤマモガシという。
幹は紫褐色、紐状の皮目が入る。樹幹に少しずつ黄変する葉が見られ、若木の葉に鋭い鋸歯があるのが特徴。葉は互生し、長さ5~12(15)㎝、幅2.5~5.5㎝の倒披針形~惰円形、紙質~薄い革質、無毛、基部は楔形、ほぼ全縁、若木やひこばえには鋭い不規則な鋸歯がある。側脈は5~8対。葉柄は長さ5~15㎜。総状花序は長さ7~14(20)㎝のブラシ状。花は2個ずつ対につき、黄白色、花被片は4個つき、長さ9~12㎜の線形、強く反曲する。雄しべは4個、花被片の中間につき、葯は長さ2~3㎜。雌しべは1個、花柱が細長く、柱頭は棍棒状。液果は長さ10~15㎜、幅8~10㎜の惰円形、黒紫色~黒色に熟す。果皮は厚さ約0.5㎜。種子は果実に1個。
ホルトノキは幹に細かい皮目があり、葉は鋸歯縁、1年中葉が少しずつ赤くなるのが特徴。ツクバネガシとアカガシの雑種はオオツクバネガシという。両者の中間的な様々な形態を見せる。
高木、まれに低木。葉は互生、まれに±対生または±輪生、葉柄があるかまたは無柄、単葉、縁は全縁または鋸歯がある。花序は腋生、枝生花(ramiflorous)、まれに亜頂生(subterminal)、対の花がつく総状花序、花は多数つく。花は両性。花と対の花の苞は小さく、卵状尖鋭形~錐形、まれに葉状、早落性まれに宿存性。花の対は無柄(「小花柄なし」)または基部に一般的な花序柄をもつ(「小花柄は合着」)。花被の筒部は真っすぐ、細く、拡大部はこん棒形~ほぼ球形、花被片は分離、花時に外巻きになる。雄しべはほぼ無柄、花被の拡大部のすぐ下につく。葯は長円形。葯隔は短突起がある。花粉粒は3孔型 、外膜(exine)は微小突起状顆粒型(scabrate-granulate)。子房下の腺体は4個、分離または合着して環または杯形になる。子房は無柄。胚珠は2個、倒生、室の基部または壁の側部につく。花柱は細い。柱頭は頂生、点状(punctiform)。果実は普通、非裂開、ときに腹側の縫合線に沿って裂ける。果皮はほとんどが厚く、革質。種子は1または2個、±球形~半球形、種皮は薄く、子葉は肉質、先にはしわがある
世界に約97種あり、主に東南アジアとニューギニアに分布し、インド南部、日本からオーストラリア南東部まで広がっている。
synonym Helicia lancifolia Siebold et Zucc.
本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、カンボジア、タイ、ベトナム原産。中国名は小果山龙眼 xiao guo shan long yan。山地に生える。
常緑高木。高さ3~20m。幹は紫褐色、紐状の皮目が入る。樹幹に少しずつ黄変する葉が見られ、若木の葉に鋭い鋸歯があるのが特徴。葉は互生し、長さ5~12(15)㎝、幅2.5~5.5㎝の倒披針形~惰円形、紙質~薄い革質、無毛、基部は楔形、ほぼ全縁、若木やひこばえには鋭い不規則な鋸歯がある。側脈は5~8対。葉柄は長さ5~15㎜。総状花序は長さ7~14(20)㎝のブラシ状。花は2個ずつ対につき、黄白色、花被片は4個つき、長さ9~12㎜の線形、強く反曲する。雄しべは4個、花被片の中間につき、葯は長さ2~3㎜。雌しべは1個、花柱が細長く、柱頭は棍棒状。液果は長さ10~15㎜、幅8~10㎜の惰円形、黒紫色~黒色に熟す。果皮は厚さ約0.5㎜。種子は果実に1個。花期は7~9月。果期は11~翌1月。
2 Helicia formosana Hemsl. タイワンヤマモガシ 台湾山茂樫
中国、台湾、ラオス、タイ、ベトナム原産。中国名は山龙眼 shan long yan。
3 Helicia rengetiensis Masam. レンゲチヤマモガシ
台湾原産。中国名は莲花池山龙眼 lian hua chi shan long yan。
Helicia
Helicia
Helicia
Helicia
幹は紫褐色、紐状の皮目が入る。樹幹に少しずつ黄変する葉が見られ、若木の葉に鋭い鋸歯があるのが特徴。葉は互生し、長さ5~12(15)㎝、幅2.5~5.5㎝の倒披針形~惰円形、紙質~薄い革質、無毛、基部は楔形、ほぼ全縁、若木やひこばえには鋭い不規則な鋸歯がある。側脈は5~8対。葉柄は長さ5~15㎜。総状花序は長さ7~14(20)㎝のブラシ状。花は2個ずつ対につき、黄白色、花被片は4個つき、長さ9~12㎜の線形、強く反曲する。雄しべは4個、花被片の中間につき、葯は長さ2~3㎜。雌しべは1個、花柱が細長く、柱頭は棍棒状。液果は長さ10~15㎜、幅8~10㎜の惰円形、黒紫色~黒色に熟す。果皮は厚さ約0.5㎜。種子は果実に1個。
ホルトノキは幹に細かい皮目があり、葉は鋸歯縁、1年中葉が少しずつ赤くなるのが特徴。ツクバネガシとアカガシの雑種はオオツクバネガシという。両者の中間的な様々な形態を見せる。
ヤマモガシ属
family Proteaceae - genus Helicia高木、まれに低木。葉は互生、まれに±対生または±輪生、葉柄があるかまたは無柄、単葉、縁は全縁または鋸歯がある。花序は腋生、枝生花(ramiflorous)、まれに亜頂生(subterminal)、対の花がつく総状花序、花は多数つく。花は両性。花と対の花の苞は小さく、卵状尖鋭形~錐形、まれに葉状、早落性まれに宿存性。花の対は無柄(「小花柄なし」)または基部に一般的な花序柄をもつ(「小花柄は合着」)。花被の筒部は真っすぐ、細く、拡大部はこん棒形~ほぼ球形、花被片は分離、花時に外巻きになる。雄しべはほぼ無柄、花被の拡大部のすぐ下につく。葯は長円形。葯隔は短突起がある。花粉粒は3孔型 、外膜(exine)は微小突起状顆粒型(scabrate-granulate)。子房下の腺体は4個、分離または合着して環または杯形になる。子房は無柄。胚珠は2個、倒生、室の基部または壁の側部につく。花柱は細い。柱頭は頂生、点状(punctiform)。果実は普通、非裂開、ときに腹側の縫合線に沿って裂ける。果皮はほとんどが厚く、革質。種子は1または2個、±球形~半球形、種皮は薄く、子葉は肉質、先にはしわがある
世界に約97種あり、主に東南アジアとニューギニアに分布し、インド南部、日本からオーストラリア南東部まで広がっている。
アブノメ属の主な種と園芸品種
1 Helicia cochinchinensis Lour. ヤマモガシ 山茂樫synonym Helicia lancifolia Siebold et Zucc.
本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、カンボジア、タイ、ベトナム原産。中国名は小果山龙眼 xiao guo shan long yan。山地に生える。
常緑高木。高さ3~20m。幹は紫褐色、紐状の皮目が入る。樹幹に少しずつ黄変する葉が見られ、若木の葉に鋭い鋸歯があるのが特徴。葉は互生し、長さ5~12(15)㎝、幅2.5~5.5㎝の倒披針形~惰円形、紙質~薄い革質、無毛、基部は楔形、ほぼ全縁、若木やひこばえには鋭い不規則な鋸歯がある。側脈は5~8対。葉柄は長さ5~15㎜。総状花序は長さ7~14(20)㎝のブラシ状。花は2個ずつ対につき、黄白色、花被片は4個つき、長さ9~12㎜の線形、強く反曲する。雄しべは4個、花被片の中間につき、葯は長さ2~3㎜。雌しべは1個、花柱が細長く、柱頭は棍棒状。液果は長さ10~15㎜、幅8~10㎜の惰円形、黒紫色~黒色に熟す。果皮は厚さ約0.5㎜。種子は果実に1個。花期は7~9月。果期は11~翌1月。
2 Helicia formosana Hemsl. タイワンヤマモガシ 台湾山茂樫
中国、台湾、ラオス、タイ、ベトナム原産。中国名は山龙眼 shan long yan。
3 Helicia rengetiensis Masam. レンゲチヤマモガシ
台湾原産。中国名は莲花池山龙眼 lian hua chi shan long yan。
参考
1) Flora of ChinaHelicia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=114876
2) Plants of the World Online| KewscienceHelicia
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:32922-1
3) World Flora OnlineHelicia
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000017216
4) NEW SOUTH WALES FLORA ONLINEHelicia
https://plantnet.rbgsyd.nsw.gov.au/cgi-bin/NSWfl.pl?page=nswfl&lvl=gn&name=Helicia