ヤマガキ 山柿
Flora of Mikawa
カキノキ科 Ebenaceae カキノキ属
中国名 | 野柿 |
学 名 | Diospyros kaki Thunb. var. sylvestris Makino |
花 期 | 5~6月(果期 10~11月) |
高 さ | 5~10m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 山地の林内、林縁 |
分 布 | 在来種か不明 本州、四国、九州、中国 |
撮 影 | 新城市 12.11.28 |
ヤマガキは山に自生し、栽培品種の接ぎ木の台木として利用されている。栽培品種に比べ、葉が小形で毛が多く、雌花の子房に毛がある。ただし、もともと日本に自生していたのか不明であり、中国原産とする説もある。
葉は互生し、長さ7~13㎝、幅3~5.5㎝の倒卵形~倒卵状惰円形、全縁、カキノキよりやや幅が狭い。葉の両面の主脈に毛を密生し、葉裏に短毛を散生する。小枝と子房に黄褐色の短毛を密生する。雌雄同株。雄花は集散花序に数個つき、花冠は長さ6~9㎜、萼が小さい。雌花は単生し、子房に毛がある。萼が大きい。果実は長さ2~5(普通3)㎝、渋く、そのままでは食べられない。種子は扁平な歪んだ惰円形、光沢のある褐色、表面の微細な流線状の荒れは浅く、鈍い。
カキノキ Diospyros kaki Thunb. var kaki 中国原産、中国名は柿(shi)。 葉表は無毛又はほぼ無毛、中脈に毛があり、葉裏の全体に短毛がある。雄花は集散花序につく。雌花は単生し、子房は無毛。果実が直径3.5~8.5㎝。
マメガキ Diospyros lotus 中国原産。葉裏は淡緑色、白色の毛がある。葉柄は長さ3~10㎜。雄花は小さく、1~3個ずつ、雌花は1個ずつつく。果実は直径1.5~2㎝のほぼ球形、柿色~暗紫色に熟す。
リュウキュウマメガキ(シナノガキ) Diospyros japonica は葉裏が緑白色を帯び、ほとんど無毛。葉柄が14~25㎜と長い。雄花は小さく、1~3個ずつ、雌花は1個ずつつく。果実は直径2~2.5㎝のほぼ球形、柿色~暗紫色に熟す。種子の表面の荒れが鋭い。
葉は互生し、長さ7~13㎝、幅3~5.5㎝の倒卵形~倒卵状惰円形、全縁、カキノキよりやや幅が狭い。葉の両面の主脈に毛を密生し、葉裏に短毛を散生する。小枝と子房に黄褐色の短毛を密生する。雌雄同株。雄花は集散花序に数個つき、花冠は長さ6~9㎜、萼が小さい。雌花は単生し、子房に毛がある。萼が大きい。果実は長さ2~5(普通3)㎝、渋く、そのままでは食べられない。種子は扁平な歪んだ惰円形、光沢のある褐色、表面の微細な流線状の荒れは浅く、鈍い。
カキノキ Diospyros kaki Thunb. var kaki 中国原産、中国名は柿(shi)。 葉表は無毛又はほぼ無毛、中脈に毛があり、葉裏の全体に短毛がある。雄花は集散花序につく。雌花は単生し、子房は無毛。果実が直径3.5~8.5㎝。
マメガキ Diospyros lotus 中国原産。葉裏は淡緑色、白色の毛がある。葉柄は長さ3~10㎜。雄花は小さく、1~3個ずつ、雌花は1個ずつつく。果実は直径1.5~2㎝のほぼ球形、柿色~暗紫色に熟す。
リュウキュウマメガキ(シナノガキ) Diospyros japonica は葉裏が緑白色を帯び、ほとんど無毛。葉柄が14~25㎜と長い。雄花は小さく、1~3個ずつ、雌花は1個ずつつく。果実は直径2~2.5㎝のほぼ球形、柿色~暗紫色に熟す。種子の表面の荒れが鋭い。