ヤハズソウ 矢筈草
Flora of Mikawa
マメ科 Fabaceae ヤハズソウ属
中国名 | 鸡眼草 ji yan cao |
英 名 | Japanese clover ,Japanese lespedeza |
学 名 | Kummerowia striata (Thunb.) Schindler |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 15~40㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 道端 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、ロシア、ベトナム |
撮 影 | 設楽町 05.9.6 |
道端に普通に見られ、這うように低いことも多い。和名の由来は葉を引っ張ると斜上する支脈に沿って矢筈状に切れることから。矢筈というのは弓矢の弦にかける矢羽のこと。
茎には下向きに白毛が生える。葉は3出複葉。小葉は長さ1~1.7㎝、幅3~7㎜の長楕円形、葉先は尖り、斜めの平行脈が目立つ。托葉は淡褐色の薄い膜状。花は長さ約5㎜の蝶形花。旗弁は淡紅紫色、紅紫色の筋模様が放射状につく。長い翼弁と舟弁は白色、舟弁の内側の先が茶色になる。萼は長さ約3㎜、有毛。果実は長さ約3.5㎜、先が急に尖り、1個の種子が入る。熟しても果実は裂開しない。2n=22
マルバヤハズソウは茎の毛が上向きにつく。葉の幅がやや広く、下部の葉の先が凹む。花の旗弁の筋模様が短く、茶色。果実は円頭。萼が短く、無毛。
1年草、普通、多数、枝分かれする。葉は3小葉。托葉は膜質で大きく、宿存し、普通、葉柄よりも長く、縁毛がある。花は1または2個、普通、葉腋に束生し、、3個以上になることはめったにない。小苞は4個、萼の下部につく。萼は5裂する。花冠はピンク色または紫色。旗弁は翼弁とほぼ同長で、多くの場合竜骨弁より短い。開放花の花冠と雄しべ筒は果時に脱落性。 閉鎖花(cleistogamous flowers)の花冠と雄しべ筒は果実が熟すまで豆果にしがみつき、脱落する。雄しべは2体雄しべ(diadelphous)[9 + 1]。子房は胚珠が1個。豆果は扁平、1関節(節)、非裂開、1種子。 世界に2種あり、日本、韓国、中国、台湾、ロシアに分布する。日本に2種ともある。
日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア原産。中国名は长萼鸡眼草 chang e ji yan cao。英名Korean lespedeza , Korean clover。ヤハズソウと花がよく似ており、葉の幅が広く、円い。ヤハズソウと混生していることも多く、間違えやすい。
1年草、高さ15~40㎝。全体に毛が多く、茎には上向きの毛がある。葉は3出複葉。小葉の幅がヤハズソウよりやや広く、下部の葉の先が凹むのが特徴である。上部の葉はヤハズソウとよく似ているが、全体に白っぽく、縁の毛が立っている。葉脈は平行脈。花は蝶形花、旗弁は淡紅紫色、基部に短い茶色の筋模様が放射状につく。翼弁と舟弁は白色、舟弁の先が茶色になる。果実は長さ2.1~2.7(2.5~3)㎜、円頭。萼は無毛、短く、長さ1~1.4㎜、長くても果実の半長程度まで。種子は長さ1.5~1.9㎜、黒色。2n=20,22。
2 Kummerowia striata (Thunb.) Schindl. ヤハズソウ 矢筈草
日本全土、朝鮮、中国、ロシア、ベトナム原産。中国名は鸡眼草 ji yan cao。英名はJapanese clover ,Japanese lespedeza。道端に普通に見られ、這うように低いことも多い。和名の由来は葉を引っ張ると斜上する支脈に沿って矢筈状に切れることから。矢筈というのは弓矢の弦にかける矢羽のこと。
1年草。高さ15~40㎝。茎には下向きに白毛が生える。葉は3出複葉。小葉は長さ1~1.7㎝、幅3~7㎜の長楕円形、葉先は尖り、斜めの平行脈が目立つ。托葉は淡褐色の薄い膜状。花は長さ約5㎜の蝶形花。旗弁は淡紅紫色、紅紫色の筋模様が放射状につく。長い翼弁と舟弁は白色、舟弁の内側の先が茶色になる。萼は長さ約3㎜、有毛。果実は長さ約3.5㎜、先が急に尖り、1個の種子が入る。熟しても果実は裂開しない。2n=22。花期は8~10月。
Kummerowia
Kummerowia
Kummerowia
茎には下向きに白毛が生える。葉は3出複葉。小葉は長さ1~1.7㎝、幅3~7㎜の長楕円形、葉先は尖り、斜めの平行脈が目立つ。托葉は淡褐色の薄い膜状。花は長さ約5㎜の蝶形花。旗弁は淡紅紫色、紅紫色の筋模様が放射状につく。長い翼弁と舟弁は白色、舟弁の内側の先が茶色になる。萼は長さ約3㎜、有毛。果実は長さ約3.5㎜、先が急に尖り、1個の種子が入る。熟しても果実は裂開しない。2n=22
マルバヤハズソウは茎の毛が上向きにつく。葉の幅がやや広く、下部の葉の先が凹む。花の旗弁の筋模様が短く、茶色。果実は円頭。萼が短く、無毛。
ヤハズソウ属
family Fabaceae - genus Kummerowia1年草、普通、多数、枝分かれする。葉は3小葉。托葉は膜質で大きく、宿存し、普通、葉柄よりも長く、縁毛がある。花は1または2個、普通、葉腋に束生し、、3個以上になることはめったにない。小苞は4個、萼の下部につく。萼は5裂する。花冠はピンク色または紫色。旗弁は翼弁とほぼ同長で、多くの場合竜骨弁より短い。開放花の花冠と雄しべ筒は果時に脱落性。 閉鎖花(cleistogamous flowers)の花冠と雄しべ筒は果実が熟すまで豆果にしがみつき、脱落する。雄しべは2体雄しべ(diadelphous)[9 + 1]。子房は胚珠が1個。豆果は扁平、1関節(節)、非裂開、1種子。 世界に2種あり、日本、韓国、中国、台湾、ロシアに分布する。日本に2種ともある。
ヤハズソウ属の主な種と園芸品種
1 Kummerowia stipulacea (Maxim.) Makino マルバヤハズソウ 丸葉矢筈草日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア原産。中国名は长萼鸡眼草 chang e ji yan cao。英名Korean lespedeza , Korean clover。ヤハズソウと花がよく似ており、葉の幅が広く、円い。ヤハズソウと混生していることも多く、間違えやすい。
1年草、高さ15~40㎝。全体に毛が多く、茎には上向きの毛がある。葉は3出複葉。小葉の幅がヤハズソウよりやや広く、下部の葉の先が凹むのが特徴である。上部の葉はヤハズソウとよく似ているが、全体に白っぽく、縁の毛が立っている。葉脈は平行脈。花は蝶形花、旗弁は淡紅紫色、基部に短い茶色の筋模様が放射状につく。翼弁と舟弁は白色、舟弁の先が茶色になる。果実は長さ2.1~2.7(2.5~3)㎜、円頭。萼は無毛、短く、長さ1~1.4㎜、長くても果実の半長程度まで。種子は長さ1.5~1.9㎜、黒色。2n=20,22。
2 Kummerowia striata (Thunb.) Schindl. ヤハズソウ 矢筈草
日本全土、朝鮮、中国、ロシア、ベトナム原産。中国名は鸡眼草 ji yan cao。英名はJapanese clover ,Japanese lespedeza。道端に普通に見られ、這うように低いことも多い。和名の由来は葉を引っ張ると斜上する支脈に沿って矢筈状に切れることから。矢筈というのは弓矢の弦にかける矢羽のこと。
1年草。高さ15~40㎝。茎には下向きに白毛が生える。葉は3出複葉。小葉は長さ1~1.7㎝、幅3~7㎜の長楕円形、葉先は尖り、斜めの平行脈が目立つ。托葉は淡褐色の薄い膜状。花は長さ約5㎜の蝶形花。旗弁は淡紅紫色、紅紫色の筋模様が放射状につく。長い翼弁と舟弁は白色、舟弁の内側の先が茶色になる。萼は長さ約3㎜、有毛。果実は長さ約3.5㎜、先が急に尖り、1個の種子が入る。熟しても果実は裂開しない。2n=22。花期は8~10月。
参考
1) Flora of ChinaKummerowia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=117326
2) Plants of the World Online| KewscienceKummerowia
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:294687-2
3) World Flora OnlineKummerowia
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000020277