ヤブマメ 藪豆
Flora of Mikawa
マメ科 Fabaceae ヤブマメ属
中国名 | 两型豆 liang xing dou |
英 名 | Chinese hog-peanut |
学 名 | Amphicarpaea edgeworthii Benth. Amphicarpaea bracteata (L.) Fernald subsp. edgeworthii (Benth.) H.Ohashi var. japonica (Oliv.) H.Ohashi |
花 期 | 9~10月 |
高 さ | つる性 |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 林縁、草地 |
分 布 | 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア、インド、ネパール、ベトナム |
撮 影 | 幡豆町 11.10.16 |
ヤブマメ var. japonica やウスバヤブマメ var. trisperma などの変種に分けることもあったが、最近では分けない。
茎、葉柄にやや開出ぎみの毛が生える。葉は3小葉、小葉の長さは3~6㎝の広卵形、両面に毛がある。花は短い総状花序に密集してつく。花冠は長さ1.5~2㎝、白色で、旗弁が淡紫色。閉鎖花を総状花序とは別に短い柄につけ、豆果はほとんど閉鎖花からできる。果実(豆果)は扁平、2~3個の種子を入れ、長さ2.5~3㎝、縁に長毛があり、他は無毛。地下にも閉鎖花をつけ、1種子だけの豆果をつける。種子は扁平球で、直径約3.5㎜、ウズラ卵のような黒い斑点がある。2n=22。
ツルマメは少し似ており、混生していることもある。小葉が細く、花の長さが短く、小型。果実は全体に毛があり、種子の表面もざらつく。
草本、絡みつく。葉は羽状複葉、3小葉。花序は腋生、総状花序、ときに、花弁がない閉鎖花(cleistogamous)が下部の葉腋に1~3個つき、節は膨れないが、ときに1個以上の花がつく。苞は宿存性または脱落性。萼は筒状、4または5裂片がある。花冠は萼より長い。花弁は不等長。旗弁は倒卵形または倒卵状楕円形、無毛、基部に爪部があり、不明瞭な耳がある。竜骨弁はわずかに曲がる。雄しべは2体雄しべ。旗弁の雄しべ(vexillary stamen)は分離。閉鎖花は葯が3~5個しかない。子房は無柄またはほぼ無柄、基部に鞘状の花盤がある。胚珠は多数。花柱は無毛。柱頭は小さく、頂生。豆果は2形、通常および地下生、通常果は線状長円形、裂開し、扁平、節は無く、種子は少数。地下生の豆果は普通、円形または楕円形、非裂開、種子は1個。種子はほぼ球形または卵形、へそは短く側部につき、仮種皮は発達しない。
世界に4種あり、熱帯アフリカ、東アジア、北アメリカに分布する。日本には1種ある。
synonym Amphicarpaea japonica (Oliv.) B.Fedtsch.
synonym Amphicarpaea edgeworthii Benth. var. japonica Oliv.
日本(本州の関東地方以西、四国、九州)、朝鮮、中国、ロシア、インド、ネパール、ベトナム原産。中国名は两型豆 liang xing dou。英名Chinese hog-peanut。
1年草、つる性。茎、葉柄にやや開出ぎみの毛が生える。葉は3小葉、小葉の長さは3~6㎝の広卵形、両面に毛がある。花は短い総状花序に密集してつく。花冠は長さ1.5~2㎝、白色で、旗弁が淡紫色。閉鎖花を総状花序とは別に短い柄につけ、豆果はほとんど閉鎖花からできる。果実(豆果)は扁平、2~3個の種子を入れ、長さ2.5~3㎝、縁に長毛があり、他は無毛。地下にも閉鎖花をつけ、1種子だけの豆果をつける。種子は扁平球で、直径約3.5㎜、ウズラ卵のような黒い斑点がある。2n=22。花期は9~10月。
1-1 Amphicarpaea edgeworthii Benth. f. alba M.H.Lee シロバナヤブマメ 白花藪豆
白花品種。
Amphicarpaea
Amphicarpaea
Amphicarpaea
茎、葉柄にやや開出ぎみの毛が生える。葉は3小葉、小葉の長さは3~6㎝の広卵形、両面に毛がある。花は短い総状花序に密集してつく。花冠は長さ1.5~2㎝、白色で、旗弁が淡紫色。閉鎖花を総状花序とは別に短い柄につけ、豆果はほとんど閉鎖花からできる。果実(豆果)は扁平、2~3個の種子を入れ、長さ2.5~3㎝、縁に長毛があり、他は無毛。地下にも閉鎖花をつけ、1種子だけの豆果をつける。種子は扁平球で、直径約3.5㎜、ウズラ卵のような黒い斑点がある。2n=22。
ツルマメは少し似ており、混生していることもある。小葉が細く、花の長さが短く、小型。果実は全体に毛があり、種子の表面もざらつく。
ヤブマメ属
family Fabaceae - genus Amphicarpaea草本、絡みつく。葉は羽状複葉、3小葉。花序は腋生、総状花序、ときに、花弁がない閉鎖花(cleistogamous)が下部の葉腋に1~3個つき、節は膨れないが、ときに1個以上の花がつく。苞は宿存性または脱落性。萼は筒状、4または5裂片がある。花冠は萼より長い。花弁は不等長。旗弁は倒卵形または倒卵状楕円形、無毛、基部に爪部があり、不明瞭な耳がある。竜骨弁はわずかに曲がる。雄しべは2体雄しべ。旗弁の雄しべ(vexillary stamen)は分離。閉鎖花は葯が3~5個しかない。子房は無柄またはほぼ無柄、基部に鞘状の花盤がある。胚珠は多数。花柱は無毛。柱頭は小さく、頂生。豆果は2形、通常および地下生、通常果は線状長円形、裂開し、扁平、節は無く、種子は少数。地下生の豆果は普通、円形または楕円形、非裂開、種子は1個。種子はほぼ球形または卵形、へそは短く側部につき、仮種皮は発達しない。
世界に4種あり、熱帯アフリカ、東アジア、北アメリカに分布する。日本には1種ある。
ヤブマメ属の主な種と園芸品種
1 Amphicarpaea edgeworthii Benth. ヤブマメ 藪豆synonym Amphicarpaea japonica (Oliv.) B.Fedtsch.
synonym Amphicarpaea edgeworthii Benth. var. japonica Oliv.
synonym Amphicarpaea edgeworthii Benth. var. trisperma (Miq.) Ohwi ウスバヤブマメ
synonym Amphicarpaea bracteata (L.) Fernald subsp. edgeworthii (Benth.) H.Ohashi var. japonica (Oliv.) H.Ohashi
synonym Amphicarpaea bracteata (L.) Fernald subsp. edgeworthii (Benth.) H.Ohashi
synonym Amphicarpaea trisperma (Miq.) Baker ex Jackson日本(本州の関東地方以西、四国、九州)、朝鮮、中国、ロシア、インド、ネパール、ベトナム原産。中国名は两型豆 liang xing dou。英名Chinese hog-peanut。
1年草、つる性。茎、葉柄にやや開出ぎみの毛が生える。葉は3小葉、小葉の長さは3~6㎝の広卵形、両面に毛がある。花は短い総状花序に密集してつく。花冠は長さ1.5~2㎝、白色で、旗弁が淡紫色。閉鎖花を総状花序とは別に短い柄につけ、豆果はほとんど閉鎖花からできる。果実(豆果)は扁平、2~3個の種子を入れ、長さ2.5~3㎝、縁に長毛があり、他は無毛。地下にも閉鎖花をつけ、1種子だけの豆果をつける。種子は扁平球で、直径約3.5㎜、ウズラ卵のような黒い斑点がある。2n=22。花期は9~10月。
1-1 Amphicarpaea edgeworthii Benth. f. alba M.H.Lee シロバナヤブマメ 白花藪豆
白花品種。
参考
1) Flora of ChinaAmphicarpaea
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=101440
2) Plants of the World Online| KewscienceAmphicarpaea
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:331339-2
3) World Flora OnlineAmphicarpaea
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000001698