ツルコウジ 蔓柑子

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Flora of Mikawa

サクラソウ科 Primulaceae ヤブコウジ属

中国名 九节龙 jiu jie long
学 名 Ardisia pusilla A. DC.
ツルコウジ2
ツルコウジの果実
ツルコウジの葉柄
ツルコウジの茎
ツルコウジ
ツルコウジ葉
花 期 6~8月
高 さ 10~30㎝
生活型 常緑小低木
生育場所 密集した混交林、丘陵地帯、道端、小川沿い、日陰の湿地、岩の割れ目など、通常は山地の林内
分 布 在来種 日本(本州の千葉県以西、四国、九州、沖縄)、朝鮮、中国(福建省、広東省、広西チワン族自治区、貴州省、湖南省、江西省、四川省)、台湾、タイ、フィリピン原産
撮 影 牛の滝(一宮町)  05.1.10
ツルコウジはサクラソウ科ヤブコウジ属の下部が蔓性の小低木。
 常緑小低木。匍匐茎は長く、緩く分枝し、輪生葉をもち、その先端または枝は気生枝となり、密に粗毛(hirsute)があり、毛は長く柔らかく、開出する赤褐色の多細胞毛。葉は紙質、3~5個が輪生し、卵形~卵状長円形、長さ2~6㎝×幅1.5~3㎝、基部は鋭形、縁の各側に少数の粗いほぼ鋭い歯があり、両面に長い粗毛があり、側脈は下面でかなり目立ち、歯の中で終わる。葉柄は長さ5~10㎜。花序は鱗片状葉の葉腋につき、長さ2~3㎝、細く、長い細柔毛(long-pilose)と微細な顆粒状の微軟毛(granular-puberulent)がある。花は2~4個つく。小花柄は長さ7~12㎜。萼片は披針形、先は尖鋭形。花冠は白色、直径6~7㎜。果実は球形、赤色、直径5~6㎜。花期は6~8月。果実は冬に赤く熟し、春まで見られる。
 類似のヤブコウジは葉の鋸歯が細かく、茎が地上を這わない。