ツルアジサイ 蔓紫陽花
Flora of Mikawa
アジサイ科 Hydrangeaceae アジサイ属
別 名 | ゴトウヅル、ツルデマリ |
英 名 | climbing hydrangea |
学 名 | Hydrangea petiolaris Sieb. et Zucc. synonym Hydrangea petiolaris Sieb. et Zucc. var. cordifolia (Sieb. et Zucc.) Franch. et Sav. synonym Hydrangea anomala D.Don subsp. petiolaris (Sieb. et Zucc.) EM McClint. |
花 期 | 6~7月 |
樹 高 | つる性 |
生活型 | 落葉木 |
生育場所 | 山地の林内 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、サハリン |
撮 影 | 旭町 05.6.12 長野県 17.1011 |
蔓は褐色、気根を出して岩や木に這い昇り、大きいものは10~20mに達する。写真のものは10m以上ある。樹皮がリボン状に裂ける。葉は対生し、樹上の枝の葉は長さ約10㎝、縁に片側30個以上の細かい鋸歯がある。長柄がつき、葉の基部は円形~浅い心形。地を這う枝の葉は小形で円形。葉表は脈上に毛があり、葉裏は緑白色、脈腋に毛がある。装飾花の萼片は3~5個。両性花は花弁が黄白色、丸い蕾のときにはあるが、開花と同時に落ちてしまう。雄しべ約20個。蒴果は直径3~4㎜の球形、熟して乾くと脈が見え、頂部の孔が裂開する。種子は扁平な楕円形~卵形、普通、長さ0.9~1㎜、幅0.4~0.5㎜(翼を除く)、淡褐色~褐色、周囲に不定の翼がある。2n=36。
よく似たイワガラミは葉の鋸歯が片側20個以下と少なく、装飾花の萼片が1個だけである。両性花は白色、雄しべの数が10個と少ない。
よく似たイワガラミは葉の鋸歯が片側20個以下と少なく、装飾花の萼片が1個だけである。両性花は白色、雄しべの数が10個と少ない。