トウジンビエ 唐人稗

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae チカラシバ属

別 名 トウジンキビ、パールミレット
英 名 African millet , pearl millet
学 名 Pennisetum glaucum (L.) R.Br.

 synonym Cenchrus americanus (L.) Morrone

トウジンビエの花序
トウジンビエの葉耳
トウジンビエ
トウジンビエの花序2
トウジンビエの葉裏
トウジンビエの基部
果 期 9~11月
高 さ 50~300㎝
生活型 1年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種  アフリカ原産
撮 影 浜名湖ガーデンパーク 23.7.7
トウジンビエはイネ科チカラシバ属の広く栽培される雑穀の一つ。写真は品種のパープル・マジェスティー
 一年草。稈は50~300㎝、直立、分枝し、節は無毛。葉鞘は無毛または毛があり、縁毛は有または無。葉舌は長さ2~5㎜。葉身は長さ15~100㎝×幅7~70㎜、平ら、無毛または有毛。円錐花序は頂生、長さ4~200㎝×幅2~70㎜、鞘から完全に突き出し、直立する。花序軸は円柱形、密に毛がある。密散花序(fascicles:束生)は1㎝あたり33~160個、密散花序の軸は長さ1~28㎜、宿存し、1~9個の小穂がつく。外側の剛毛は44~131本、長さ0.5~6㎜。内側の剛毛は6~19本、長さ4~6㎜、羽毛がある。一次剛毛は長さ5.5~6.3㎜、縁毛があり、ときに他の剛毛よりも著しく長い。小穂は長さ3~7㎜。小梗(小花柄)は長さ0.6~1.8mm。第1苞穎はないか、または長さ1.5㎜以下、脈はない。第2苞穎は長さ0.5~3.5㎜、3~5脈がある。下側の小花は雄性または不稔。下側の護穎は長さ1.5~6㎜、無毛、3~7脈があり、縁に縁毛がある。下側の内穎は痕跡または完全に発達し、縁に縁毛がある。葯は長さ2.2~2.5㎜、ほうき状。上側の小花は革質、光沢がある。上側の護穎は長さ4.3~7㎜、5~7(9)脈があり、縁に縁毛がある。上側の内穎は長さ3.4~3.9mm、毛があり、少なくとも基部の近くに毛があり、縁に縁毛がある。葯は長さ2~2.2㎜、ほうき状。穎果は長さ2~5.5㎜×幅1.6~3.2㎜、成熟時に護穎と内穎から突き出る。2n=14。果期は秋。
品種) 'Jade Princess' , 'Jester' , 'Purple Baron' , 'Purple Majesty'