トキワハゼ 常盤黄櫨

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Flora of Mikawa

サギゴケ科 Mazaceae サギゴケ属

中国名 通泉草 tong quan cao
英 名 Japanese Mazus
学 名 Mazus pumilus (Burm.f.) Steenis
トキワハゼの花
トキワハゼの花2
トキワハゼの花冠の腺毛
トキワハゼの花裏
トキワハゼの果実
トキワハゼの花柄の腺毛
トキワハゼ
トキワハゼ葉表、裏
トキワハゼ種子
花 期 4~11月
高 さ 5~15㎝
生活型 1年草又は越年草
生育場所 道端、畑
分 布 在来種、日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、東南アジア
撮 影 蒲郡市形原町  11.7.26
和名は1年中花が見られて、実がはぜることから。乾きに強く、乾いた空地や道端でもよく見られ、地面に平らに這うように生えていることも多い。新分類(APGⅢ)ではゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)からハエドクソウ科に移され、さらにサギゴケ科として独立した。
 走出枝は出さない。葉は浅い鋸歯があり、根もとに集まり、長さ2~5㎝の卵形、茎の中上部の葉は少なく、小さい。花は総状花序につき、長さ約10㎜。上唇は紫色~淡紫色、先端が白っぽく、小さく2裂する。下唇は白色~淡紫色、黄色と赤褐色の斑紋がある。萼は先が5裂し、花後も果実を包んで残る。花柄や萼に腺毛が多く、萼片の内側や花冠にも腺毛がある。花柄の腺毛は短く、先端の球が大きい。果実はやや扁平な球形、熟すと先が2つに裂開する。種子は長さ約03㎜、多数。2n=40
 白花のものはシロバナトキワハゼという。
 よく似たサギゴケは花が大きく、色も濃いことが多く、上唇が斜上~直立し、先端の2裂が深い。また、開花が春だけの多年草で、走出枝を出す。