タケニグサ 竹似草
Flora of Mikawa
ケシ科 Papaveraceae タケニグサ属
別 名 | チャンパギク 占城菊 |
中国名 | 博落回 bo luo hui |
英 名 | plume poppy, five-seed plume-poppy |
学 名 | Macleaya cordata (Willd.) R. Br. |
花 期 | 7~8月 |
高 さ | 1~2m |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 荒地、道端 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、中国、台湾 |
撮 影 | 新城市 12.7.25 |
和名の由来はいろいろあり、茎が中空で竹に似ているからとか、薄い果実が多数つき、遠くから見ると竹に似ているからなどといわれている。
茎は中空、太いものは幅3㎝以上になり、茎を傷つけると濃橙色の汁が出る。葉は互生し、長さ10~30㎝、キクの葉のように浅く羽状に裂け、裂片の先が丸い。葉表は無毛、葉裏は白毛が密生する。茎頂の大きな円錐花序に雄しべ24~30個が毛玉状に見える白花を多数つける。蕾は2個の白色の萼片に包まれ、萼片は散萼(早落性)であり、花が開くとすぐに落ちる。花弁は無い。雄しべは多数、葯は白色、線形。花糸も白色。花柱は短く、柱頭は2裂。果実は長さ1.3~3㎝のへら形、種子が4~6(8)個入る。種子は長さ1.5~2.2㎜、表面が凸凹の光沢のある褐色、種沈がつく。2n=10,20。
クサノオウとはまるで違うが、同じケシ科であり、茎を傷つけると橙色の汁が出ること、散萼、多数の雄しべなど似たところも多い。
多年草、直立、丈夫、基部は木質化し、高さ0.8~4m、 乳汁(lactiferous)は黄色。根は匍匐枝を出す。茎は粉白色、円柱形、中空、草質、平滑。葉は互生し、葉柄がある。葉身は下面が粉白色、上芽は緑色~青緑色、広卵形~ほぼ円形、下面は直軟毛があるか又は無毛、基部の脈は普通、5本、側脈は1~3対、細脈は網状になり、葉の基部は心形、縁は普通7又は9裂し、先は鋭形、鈍形、尖鋭形、又は円形。裂片は波打ち~細鋸歯がある。花は小さく、多数つき、頂生の円錐花序となる。花芽はこん棒形~円柱形。萼片は4個、乳白色。花弁は無い。雄しべは8~12本、又は24~30本。花糸は糸状、葯より長くならない。葯は長円形。子房は1室、心皮は2個。胚珠は1個又は4~6個、底着又は左右につく。花柱はごく短い。柱頭は2裂。蒴果は狭倒卵形、倒披針形、又は類円形、短い柄があり、2バルブ。種子は1個が底着又は4~6個が左右につく。
世界に2種あり、日本、中国に分布する。
本州、四国、九州、中国、台湾原産。中国名は博落回 bo luo hui。英名はplume poppy, five-seed plume-poppy。別名はチャンパギク 占城菊。アメリカに帰化している。
多年草。高さ1~2m。茎は中空、太いものは幅3㎝以上になり、茎を傷つけると濃橙色の汁が出る。葉は互生し、長さ10~30㎝、キクの葉のように浅く羽状に裂け、裂片の先が丸い。葉表は無毛、葉裏は白毛が密生する。茎頂の大きな円錐花序に雄しべ24~30個が毛玉状に見える白花を多数つける。蕾は2個の白色の萼片に包まれ、萼片は散萼(早落性)であり、花が開くとすぐに落ちる。花弁は無い。雄しべは多数、葯は白色、線形。花糸も白色。花柱は短く、柱頭は2裂。果実は長さ1.3~3㎝のへら形、種子が4~6(8)個入る。種子は長さ1.5~2.2㎜、表面が凸凹の光沢のある褐色、種沈がつく。2n=10,20。花期は7~8月。
品種)
1-1 Macleaya cordata (Willd.) R.Br. f. glabra H.Ohba ケナシチャンパギク 毛無古城菊
synonym Macleaya cordata (Willd.) R.Br. var. thunbergii auct. non (Miq.) Miq.
synonym Macleaya cordata (Willd.) R.Br. f. thunbergii auc
葉柄や葉裏にほとんど毛がないもの。別名はケナシタケニグサ。
1-2 acleaya cordata (Willd.) R.Br. f. koaraii Takeda et Honda マルバタケニグサ 丸葉竹似草
2 Macleaya microcarpa (Maximowicz) Fedde マクレアヤ・ミクロカルパ
中国原産。中国名は小果博落回 xiao guo bo luo hui。英名はplume poppy。
品種)'Kelway's Coral Plume'
Macleaya
Macleaya
Macleaya
茎は中空、太いものは幅3㎝以上になり、茎を傷つけると濃橙色の汁が出る。葉は互生し、長さ10~30㎝、キクの葉のように浅く羽状に裂け、裂片の先が丸い。葉表は無毛、葉裏は白毛が密生する。茎頂の大きな円錐花序に雄しべ24~30個が毛玉状に見える白花を多数つける。蕾は2個の白色の萼片に包まれ、萼片は散萼(早落性)であり、花が開くとすぐに落ちる。花弁は無い。雄しべは多数、葯は白色、線形。花糸も白色。花柱は短く、柱頭は2裂。果実は長さ1.3~3㎝のへら形、種子が4~6(8)個入る。種子は長さ1.5~2.2㎜、表面が凸凹の光沢のある褐色、種沈がつく。2n=10,20。
クサノオウとはまるで違うが、同じケシ科であり、茎を傷つけると橙色の汁が出ること、散萼、多数の雄しべなど似たところも多い。
タケニグサ属
family Papaveraceae - genus Macleaya多年草、直立、丈夫、基部は木質化し、高さ0.8~4m、 乳汁(lactiferous)は黄色。根は匍匐枝を出す。茎は粉白色、円柱形、中空、草質、平滑。葉は互生し、葉柄がある。葉身は下面が粉白色、上芽は緑色~青緑色、広卵形~ほぼ円形、下面は直軟毛があるか又は無毛、基部の脈は普通、5本、側脈は1~3対、細脈は網状になり、葉の基部は心形、縁は普通7又は9裂し、先は鋭形、鈍形、尖鋭形、又は円形。裂片は波打ち~細鋸歯がある。花は小さく、多数つき、頂生の円錐花序となる。花芽はこん棒形~円柱形。萼片は4個、乳白色。花弁は無い。雄しべは8~12本、又は24~30本。花糸は糸状、葯より長くならない。葯は長円形。子房は1室、心皮は2個。胚珠は1個又は4~6個、底着又は左右につく。花柱はごく短い。柱頭は2裂。蒴果は狭倒卵形、倒披針形、又は類円形、短い柄があり、2バルブ。種子は1個が底着又は4~6個が左右につく。
世界に2種あり、日本、中国に分布する。
タケニグサ属の主な種と園芸品種
1Macleaya cordata (Willd.) R.Br. タケニグサ 竹似草本州、四国、九州、中国、台湾原産。中国名は博落回 bo luo hui。英名はplume poppy, five-seed plume-poppy。別名はチャンパギク 占城菊。アメリカに帰化している。
多年草。高さ1~2m。茎は中空、太いものは幅3㎝以上になり、茎を傷つけると濃橙色の汁が出る。葉は互生し、長さ10~30㎝、キクの葉のように浅く羽状に裂け、裂片の先が丸い。葉表は無毛、葉裏は白毛が密生する。茎頂の大きな円錐花序に雄しべ24~30個が毛玉状に見える白花を多数つける。蕾は2個の白色の萼片に包まれ、萼片は散萼(早落性)であり、花が開くとすぐに落ちる。花弁は無い。雄しべは多数、葯は白色、線形。花糸も白色。花柱は短く、柱頭は2裂。果実は長さ1.3~3㎝のへら形、種子が4~6(8)個入る。種子は長さ1.5~2.2㎜、表面が凸凹の光沢のある褐色、種沈がつく。2n=10,20。花期は7~8月。
品種)
1-1 Macleaya cordata (Willd.) R.Br. f. glabra H.Ohba ケナシチャンパギク 毛無古城菊
synonym Macleaya cordata (Willd.) R.Br. var. thunbergii auct. non (Miq.) Miq.
synonym Macleaya cordata (Willd.) R.Br. f. thunbergii auc
葉柄や葉裏にほとんど毛がないもの。別名はケナシタケニグサ。
1-2 acleaya cordata (Willd.) R.Br. f. koaraii Takeda et Honda マルバタケニグサ 丸葉竹似草
2 Macleaya microcarpa (Maximowicz) Fedde マクレアヤ・ミクロカルパ
中国原産。中国名は小果博落回 xiao guo bo luo hui。英名はplume poppy。
品種)'Kelway's Coral Plume'
参考
1) Flora of ChinaMacleaya
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=110810
2) Flora of North AmericaMacleaya
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=200009159
3) Plants of the World Online | Kew ScienceMacleaya
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:31689-1