タカネスイバ 高嶺酸葉

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Flora of Mikawa

タデ科 Polygonaceae ギシギシ属

英 名 lapland sorrel , lapland mountain sorrel
学 名 Rumex lapponicus (Hiitonen) Czernov

 synonym Rumex alpestris Jacq. subsp. lapponicus (Hiitonen) Jalas

 synonym Rumex acetosa L. subsp. lapponicus Hiitonen

 synonym Rumex montanus auct. non Desf.
タカネスイバの雌花
タカネスイバの花後
タカネスイバの茎葉
タカネスイバ
タカネスイバ葉
タカネスイバ下部の葉
花 期 5~8月
高 さ (10~)20~60(~100)㎝
生活型 多年草
生育場所 ツンドラ、山地、亜高山帯、高山帯の草地、岩の露頭、川や流れの沖積地
分 布 在来種  日本(北海道と本州北部~中部の亜高山帯)、千島列島、カムチャツカ半島、ロシア極北部、ユーラシア北部、グリーンランド、アラスカ、カナダ原産
撮 影 駒ケ岳千畳敷  06.8.8
Rumex alpestris は北半球の北部に分布し、タカネスイバはその亜種に分類されている。
 多年草、無毛又はほぼ無毛、比較的細く、水平又はわずかに斜めの塊根をもち(普通、基質に深く達しない)、2次根が密集する(たまに、短い匍匐する根茎をもつ)。茎は直立、まれに斜上し、基部から数本又はしばしば1本、花序の上部の1/2で分枝し、長さ(10~)20~60(~100)㎝。少なくとも、中間と上部の葉の葉鞘は全縁、,房飾りは無く、ときに不規則に切れ込むが、上部だけである。葉身は広卵形、まれにほぼ円形、長円状卵形、まれに長円状披針形、長さ3~10(~14)㎝×幅1~4(~5)㎝、長さは通常、幅の2.5倍以下、基部は矢じり形(下向き、葉柄に平行、又はわずかに内向きの、鋭形又はほぼ鋭形の裂片をもつ)、全縁、通常、平ら、先は類鋭形又は鈍形。花序は頂生、茎の上部1/3を占め、普通、緩く、下部で特に中断し、狭い円錐花序又はたまに1本の円筒形(単純な1次枝をもつか又は少数の2次枝をもつ)。花柄は中間近くに、関節があり、糸状、長さ2~5㎜、関節は明瞭。花は(2~)4~8個の輪になり、内側の花被片は円形、たまに広卵形、長さ3.5~4.5㎜×幅3.5~4.5㎜、基部は円形又は心形、先は鈍形、瘤体(tubercles:いぼ状突起)は小さいか又はたまに欠く。痩果は褐色~暗褐色~褐黄色、長さ1.7~2.5㎜×幅0.9~1.3㎜、光沢は無い。2n=14 (雌株), 15 (雄株)。花期は晩春~夏(Flora of North America)。

 スイバは葉幅がやや狭く、托葉鞘の縁が不規則に切れ込む。