スイバ 酸い葉

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Flora of Mikawa

タデ科 Polygonaceae ギシギシ属

別 名 スカンポ
中国名 酸模 suan mo
英 名 sorrel , sorrel dock , sour dock , garden sorrel, common sorrel
学 名 Rumex acetosa L.
 synonym Acetosa pratensis Miller
スイバ雌花
スイバ雄花
スイバ未熟果実
スイバ果実
スイバの茎
スイバ
スイバ葉表
スイバ葉裏
スイバ種子
花 期 5~7月
高 さ 40~100㎝
生活型 多年草
生育場所 低地の草地、畔、森林の縁、湿った谷
分 布 在来種  日本(北海道、本州、四国、九州)、朝鮮、中国、台湾、モンゴル、ロシア、ユーラシア、北アフリカ(モロッコ)
撮 影 幸田町  05.5.4
タデ科ギシギシ属の1年草。ユーラシアの温帯に広く分布し、南北アメリカなどに帰化している。
 食べられるが、茎や葉にシュウ酸の酸味があり、すっぱいので酸い葉と呼ばれる。
 多年生、雌雄異株、短くて比較的細い水平またはわずかに斜めの根茎を持ち、通常は基質の奥深くまで到達しない、かなり密集した二次根を持つ。茎は直立し、高さは40~100㎝、溝があり、無毛、通常は単純。若葉は赤色を帯びる。根生葉は卵状披針形~披針形、基部は矢じり形、長さ3~12㎝×幅2~4㎝、縁は全縁、先は鋭形、基部の裂片は先が鋭形。茎葉は小さく、葉柄は短いか、ほとんど無く、葉の基部は茎を抱く。托葉鞘ははかなく(fugacious)、白色、膜質。花序は頂生の円錐花序、緩い。枝は赤みがかった緑色で、細く、単純であるか、またはいくつかの二次枝がある。花は多数つき、小さく単性。小花柄は細く、中間に関節がある。雄花は花被片が6個、雄しべも6個、外花被片3個が直立し、小さく、内花被片3個は楕円形、長さ約3㎜。雌花は外花被片が小さく、楕円形で、果時に反り返り、内花被片は果時に大きくなり、バルブ(valves)はうちわのようにほぼ円形(~広卵形)、直径3.5~4㎜、バルブの基部に小さな反り返った瘤体(tubercles)があり、網状の脈があり、基部は心形、縁は全縁、先は鈍形。柱頭が赤く目だつ。痩果は黒褐色、光沢があり、楕円形、三角形、長さ約2mm。花期は5~7月。果期は6~8月。2n=14, 15, 22。
 よく似た小形の ヒメスイバは、葉が鉾形で、基部が耳状に張り出す。