スズカアザミ 鈴鹿薊
Flora of Mikawa
キク科 Asteraceae アザミ属
学 名 | Cirsium suzukaense Kitam. |
花 期 | 9~11月 |
高 さ | 100~150㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山野、林縁に普通 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(東海地方) |
撮 影 | 豊橋市石巻町 01.10.27 |
東海地方に普通に見られるアザミ。秋に三河地方で見られるアザミはこのスズカアザミが最も多い。アザミは変化が多く、特に、スズカアザミは図鑑と一致しないことが多いので、三河地方で見られるスズカアザミと思われるものを示す。
根生葉は花期には普通なく、茎葉は羽状に中裂~深裂まれに浅裂し、基部は茎を抱かない。葉の刺針は5~10㎜。頭花はやや穂状に分枝した枝先に上向きに点頭する。総苞は長さ16~19㎜の筒形~鐘形で、くも毛がある。くも毛の量には個体差がある。総苞片には普通、腺体がありやや粘るが、腺体の大きさや粘液の出る状況は個体差があり、ほとんど粘らないものから、よく粘るものまである。総苞片は9~11列で、披針形~長楕円状披針形、先が尖り、短い刺針があり、少し反り返る。花冠は長さ14~20㎜、直径は16~23㎜。果期の冠毛は痩果の長さの4~5倍。冠毛には鳥の羽根のように細い枝が多数あり、終期には総苞片が開いて風で痩果を散布する。(詳細参照)
根生葉は花期には普通なく、茎葉は羽状に中裂~深裂まれに浅裂し、基部は茎を抱かない。葉の刺針は5~10㎜。頭花はやや穂状に分枝した枝先に上向きに点頭する。総苞は長さ16~19㎜の筒形~鐘形で、くも毛がある。くも毛の量には個体差がある。総苞片には普通、腺体がありやや粘るが、腺体の大きさや粘液の出る状況は個体差があり、ほとんど粘らないものから、よく粘るものまである。総苞片は9~11列で、披針形~長楕円状披針形、先が尖り、短い刺針があり、少し反り返る。花冠は長さ14~20㎜、直径は16~23㎜。果期の冠毛は痩果の長さの4~5倍。冠毛には鳥の羽根のように細い枝が多数あり、終期には総苞片が開いて風で痩果を散布する。(詳細参照)