シナノキンバイ 信濃金梅
Flora of Mikawa
キンポウゲ科 Ranunculaceae キンバイソウ属
別 名 | シナノキンバイソウ |
中国名 | 长白金莲花 chang bai jin lian hua |
学 名 | Trollius japonicus Miquel Trollius riederianus Fisch. et Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi |
花 期 | 7~9月 |
高 さ | 20~80㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 高山帯の湿った草地 |
分 布 | 在来種 北海道、本州(中部地方以北)、朝鮮、中国 |
撮 影 | 千畳敷 06.8.8 |
2016年に新学名Trollius shinanensis Kadota が提唱された。シナノキンバイにはこれまでT. japonicus
Miq. あるいはT.riederianus Fisch. & C. A. Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi
の学名が当てられてきた。しかしA. Holotype of Trollius japonicus Miq. (‘Ex insula Jeso
accepit Siebold’,
L). とされたタイプ標本(L) は、袋果に竜骨が明瞭に認められ、嘴(残存花柱)も太くかつ短く、チシマノキンバイソウと同定される。このため、シナノキンバイソウにはこれらの学名は適用できないとして、新学名が提唱された。
多年草、高さ20~80㎝、ときに尾根の風の強い場所で高さ4㎝になり、ほとんど無毛。葉身は円みのある腎形、幅2.5~20㎝、3出葉。裂片は羽状に欠刻し、切れ込みは狭い披針形。花は単生又は緩い散房花序に2~3個つき、直径2.5~8㎝、黄色、パラボラ形(parabolic-shaped)。咢片は 5~7(~13)個、開出する。心皮は6~22個。花柱は長さ1.5~4㎜(平均2.72)、直立し、細く、ごくまれに赤紫色になる。花弁は長さ5.5~10㎜、雄しべより短く、広線形~へら形~狭倒卵形、先は類切形~鈍形、わずかに咢片より暗色、身は下部が厚くなる。蜜腺はポケット状、わずかに膨れ、普通、無毛又はまれに外側が短毛で覆われる。爪部は長さ0.5~1.2㎜。袋果は直立~わずかに散開し、長さ5~12㎜、かすかに竜骨があり(竜骨はほとんど無く)、嘴(花柱)は細く、長さ1.5~4 ㎜、直立する。 2n=16。花期は7~9月
よく似たミヤマキンポウゲは全体に小さく、葉の裂片の幅が狭く、花弁が大きく、萼片が小さい。
キンバイソウは花弁が雄しべより長く、突き出る。
チシマキンバイソウは花弁が雄しべより長いか又は短い。袋果は直立し、長さ約10㎜、明瞭な竜骨があり、嘴は太く、短く、内曲する。
多年草、無毛、ひげ根をもつ。葉は全て根生葉、又は根生葉と茎葉、単葉、掌状深裂、又は掌状全裂。花は単生、頂生又は集散花序に少数つく。咢片は5個~多数、普通、黄色、まれに帯紫色、倒卵形、花弁状、普通、早落性、まれに宿存する。咢片は5個~多数、線形、短い爪部と基部の上に蜜腺の穴(nectary pit )がある。雄しべは多数。葯は楕円形又は長円形。花糸は狭線形。袋果は5個~多数、枝分かれする横脈と宿存する花柱をもつ。種子はほぼ球形、平滑。
世界に約30があり、北半球の温帯~寒帯地域に分布する。
日本(北海道)、中国、モンゴル、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン原産。中国名は阿尔泰金莲花 a er tai jin lian hua 。
茎は高さ26~70㎝。根生葉は2~5個つき、葉柄は長さ7~36㎝、基部は狭い鞘になる。葉身は乾くと緑色ではなく、五角形、長さ3.5~6㎝×幅6.5~11㎝、基部は心形、3全裂、中裂片は菱形で3裂し、最終裂片には歯がある。側裂片は斜め、扇形で基部近くまで2裂する。茎葉は根生葉に似る。花は単生、直径3~5㎝。咢片は(10~)15~18個、橙色、乾くと緑色ではなく、倒卵形~広倒卵形、長さ1.6~2.5㎝×幅0.9~2㎝、先は円形。花弁は線形、長さは雄しべより短いかほぼ同長、長さ6~13㎜×幅約1㎜、先が狭くなる。雄しべは長さ0.7~1.3㎝。花柱は暗紫色又は黒色。袋果は約16個つき、約・長さ1㎝×幅3.5㎜。宿存する花柱は長さ約1㎜。種子は楕円状球形、長さ約1.2㎜。花期は5~7月。果期は8月。2n=16。
1-1 Trollius altaicus C.A.Mey. subsp. altaicus アルタイキンバイソウ
シベリアのアルタイ・サヤン両山脈の高山帯に生育し、分布域は広く、個体数は多い。
基本亜種。花弁の質がより薄く、平坦あるいはわずかに湾曲し、先端は鈍頭または鋭頭。
1-2 Trollius altaicus C.A.Mey. subsp. pulcher (Makino) Kadota ボタンキンバイ
synonym Trollius pulcher Makino
synonym Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. var. pulcher (Makino) T.Shimizu
日本(北海道)に分布。別名はボタンキンバイ、ボタンザキキンバイソウ。利尻山の1200 m 以上の高山草原に生える。
萼片が(9–)13–16 個あり、直立~鋭角的に斜上するため、花は半球状になる。柱頭、花柱、子房上部が赤紫色を帯びる。
1-3 Trollius altaicus C.A.Mey. subsp. sachalinensis Kadota カラフトボタンキンバイ
サハリン南部に分布する。
花弁が長さ4~7㎜と短く、蜜腺があまり発達しないもの。
2 Trollius chinensis Bunge トウキンバイソウ 唐金梅草
中国原産。中国名は金莲花 jin lian hua
品種) 'Golden Queen' , 'Imperial Orange' , 'Morning Sun'
3 Trollius chosenensis Ohwi モデミソウ
synonym Megaleranthis saniculifolia Ohwi
朝鮮原産。
4 Trollius citrinus Miyabe ヒダカキンバイソウ 日高金梅草
synonym Trollius nishidae Miyabe ピパイロキンバイソウ
日本固有種(北海道)。日高山脈全域の高山帯に広く分布する。別名はピパイロキンバイソウ。
萼片で5(~7)個。花弁は質が薄く、長さ(7~)11~20㎜、雄しべよりも多少とも長い。花柱は細く、長さ2.5~3.5㎜。袋果は斜開する。
5 Trollius europaeus L. セイヨウキンバイソウ 西洋金梅草
synonym Trollius europaeus subsp. transsilvanicus (Schur),
ヨーロッパ、ロシア、西アジア原産。英名はcommon globeflower , European globeflower
多年草、群生する。根生葉は葉柄が長く、葉身は卵形、長さ10~15㎝、掌状に3~5深裂し、裂片に歯がある。茎は分枝し又は分枝せず、根生葉から直立し、茎は葉がまばらにつき、高さ40~60㎝。花は普通、単生まれに双生、球形、直径2~5㎝。咢は10~15個つき、明るい黄色、内向きに曲がり、花弁状。花弁は5個、咢片の内側につく。花期は5~7月。
品種) 'Golden Globe' , 'Lemon Supreme' , 'Superbus'
6 Trollius hondoensis Nakai キンバイソウ 金梅草
synonym Trollius hondoensis Nakai var. akiyamae (Toyok.) Okuyama
synonym Trollius akiyamae Toyok.
日本固有種(本州の中部地方)。本州中部の群馬県、長野県、山梨県、静岡県、岐阜県、富山県の他、福島県(吾妻山)と滋賀県伊吹山に分布し、山地帯から亜高山帯の草原に生える。別名はキリガミネキンバイソウ。
多年草。高さ40~100㎝。全体にほとんど無毛。葉身は幅5~20㎝、3出葉(ternate)。裂片は浅く羽状に欠刻~粗い鋸歯があり、切れ込みは披針形。花は緩い集散花序に2~4個つき、直径2.5~7㎝、皿形、橙黄色。咢片は5~7個、開出する。心皮は10~20個。花柱は長さ2.5~3.5㎝、直立、細い。花弁は長さ(7~)11~20㎜、雄しべより明瞭に長く又はときにわずかに長く、狭披針形、鋭先形又はときに先が凹形、咢片よりわずかに暗色、身は薄く、平ら、紙質、下部は厚くならない(花弁が他の種に比べて質が薄い)。蜜腺の穴は浅く、小さなえくぼ状、わずかに膨れ、外側は多細胞の短い毛で覆われる。爪部は長さ約1㎜。袋果は直立し、長さ10~12㎜、かすかに竜骨があり、嘴は直立し、細い。2n = 16。花期は7~8月。
6-1 Trollius hondoensis Nakai f. plenus Honda ヤエザキキンバイソウ
7 Trollius japonicus Miquel シナノキンバイ 信濃金梅
synonym Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi
synonym Trollius riederianus Fisch. & C.A.Mey. [Kewscience]
日本、中国原産。中国名は长白金莲花 chang bai jin lian hua 。別名はシナノキンバイソウ
茎は高さ20~60㎝、単純、根生葉は2.7~10㎝×幅4~10㎝、基部は心形、3全裂し、中裂片は菱形、3裂し、数個の裂片と小歯がある。側裂片は斜めの扇形、基部まで2深裂する。茎葉h3個、根生葉に似る。花柄は長さ2~6㎝。花は単生又は2~3個、頂生の集散花序につき、直径2.7~4㎝。咢片は5~7個、黄色、乾くと緑色、倒卵形又は円状倒卵形、長さ1.4~1.6㎝×幅1~1.4㎝、数個の小歯があり、先は円形。花弁は9個、線形、雄しべとほぼ同長、長さ6~7㎜×幅約1㎜。雄しべは長さ5~7.5㎜。袋果は7~15個、長さ1.1㎝×幅約3㎜・以下。宿存する花柱は長さ1.5~4㎜。種子は楕円状球形、長さ約1.5㎜。花期は7~8月。果期は9月。2n=16。(Flora of China)
7-1 Trollius japonicus Miq. f. plenus F.Maek. ヤエザキシナノキンバイ 異分類
※2016年に新学名Trollius shinanensis Kadota が提唱された(参考5)。
本種にはこれまでT. japonicus Miq. あるいはT.riederianus Fisch. & C. A. Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi の学名が当てられてきた。しかし、’Ex insula Jesoaccepit SIEBOLD’ とされたタイプ標本(L) は、袋果に竜骨が明瞭に認められ、嘴(残存花柱)も太くかつ短く、チシマノキンバイソウと同定される。このため、シナノキンバイソウにはこれらの学名は適用できないので、新学名が提唱された。
現在(2020.7)の学名はTHe Plant List , Flora of China , GBIFがTrollius japonicusを採用し、KewscienceはTrollius riederianus Fisch. & C.A.Meyとしている。YlistだけがTrollius shinanensisとしている。
[新学名]Trollius shinanensis Kadota シナノキンバイ 信濃金梅
synonym Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. var. japonicus sensu Ohwi
synonym Trollius japonicus auct. non Miq.
北海道(夕張山地及び増毛山地以西)、本州(白山以北)、朝鮮半島北部に分布する。別名は シナノキンバイソウ。
多年草、高さ20~80㎝、ときに尾根の風の強い場所で高さ4㎝になり、ほとんど無毛。葉身は円みのある腎形、幅2.5~20㎝、3出葉。裂片は羽状に欠刻し、切れ込みは狭い披針形。花は単生又は緩い散房花序に2~3個つき、直径2.5~8㎝、黄色、パラボラ形(parabolic-shaped)。咢片は 5~7(~13)個、開出する。心皮は6~22個。花柱は長さ1.5~4㎜、直立し、細く、ごくまれに赤紫色になる。花弁は長さ5.5~10㎜、雄しべより短く、広線形~へら形~狭倒卵形、先は類切形~鈍形、わずかに咢片より暗色、身は下部が厚くなる。蜜腺はポケット状、わずかに膨れ、普通、無毛又はまれに外側が短毛で覆われる。爪部は長さ0.5~1.2㎜。袋果は直立~わずかに散開し、長さ5~12㎜、かすかに竜骨があり(竜骨はほとんど無く)、嘴は細く、長さ1.5~4 ㎜、直立する。 2n=16。花期は7~9月(参考5)。
8 Trollius laxus Salisb
北アメリカ(USA)原産。英名はAmerican globeflower , American spreading globeflower , Spreading globe-flower。
茎は5~52㎝、基部に前年から宿存する少数の葉柄をもつ(たまに屋根葺き材料のわらのような)。根生葉は葉柄があり、長さ5~30㎝。茎葉は2~5個つき、かすかに膜質又は抱茎。花は直径2.5~5㎝。咢片は 5~7(~9)個、広がり、新鮮なときに明るい黄色~淡黄色、卵形~倒卵形、まれに円形、長さ10~20㎜。花弁は10~15(~25)個、黄色、花粉が落ちるときに、雄しべの長さの1/2~2/3、長さ3~6㎜。袋果は普通5~12個、嘴を含めて長さ8~12㎜、嘴は普通、真っすぐ又はわずかに内側に曲がる()。 2 n =32。花期は春~夏。
品種) 'Albiflorus'
9 Trollius ledebourii Rchb. オクキンバイソウ 広義
中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は短瓣金莲花 duan ban jin lian hua
9-1 Trollius ledebourii var. polysepalus レブンキンバイソウ 礼文金梅草
礼文島の桃岩周辺に分布する。海岸の草原に生える。
チシマノキンバイソウとの相違点。
①花弁がやや肉質で基部が肥厚し、雄しべよりも長く(長さ15~16㎜)、蜜腺もより発達する。
②萼片の数が多く、7~13 個、斜上する。
③花が深いボウル状になる
10 Trollius macropetalus (Regel) F.Schmidt ボタンザキキンバイソウ
synonym Trollius chinensis Bunge subsp. macropetalus (Regel) Luferov
朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は长瓣金莲花 chang ban jin lian hua
11 Trollius pumilus D. Don
中国、ネパール、ブー^タン、シッキム、ミャンマー原産。中国名は小金莲花 xiao jin lian hua
品種) 'Double Jeopardy' (d) , 'Wargrave'
12 Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. チシマノキンバイソウ 千島金梅草
synonym Trollius miyabei Sipliv.
synonym Trollius kurilensis Sipliv. 北海道産、千島産
日本(北海道大雪山~知床山)、千島列島、サハリン、カムチャツカ、コマンドルスキー諸島、アリューシャン列島、ロシア沿海地方に広く分布する別名はキタキンバイソウ、カラフトキンバイソウ。高山帯の湿った草地などに生える。
多年草、高さ20~100㎝。ほとんど無毛。葉身は幅4~21㎝、3出葉、裂片は羽状~2回羽状に欠刻し、切れ込みは披針形~狭い披針形。花は単生又は緩い集散花序に2~3個つき、直径3~6㎝、橙黄色、パラボラ形~皿形。咢片は5~14個、開出すつ。心皮は7~40個。花柱は長さ0.9~2.5㎜(平均北海道産1.44 , 千島産1.52 )、直立、太く、角(かど) があるか又は、ときに竜骨がある。花弁は肉質、長さ (4~)6~13㎜、雄しべの長さより短いか又は同長、ときに雄しべより長くなり、へら形~広線形~狭倒卵形、先は鈍形~切形、咢片よりわずかに暗色、身は下部で厚くなり、蜜腺はポケット状、わずかに膨れ、曲がり、外側に短い多細胞の毛がある。爪部は長さ0.5~2㎜、直立する。袋果は直立又はほぼ直立、長さ約10㎜、外側の縫合線に沿って明瞭な竜骨があり、嘴(花柱)は太く、短く、内曲する(hamately curved.)。2n=16。花期は7~8月。
13 Trollius soyaensis Kadota ソウヤキンバイソウ 宗谷金梅草
日本固有種(北海道北部地方)。低地の渓流沿いに生える。
ソウヤキンバイソウはシナノキンバイソウT.shinanensis Kadota やテシオキンバイソウT. teshioensis Kadotaに似るが、次により異なる。
①萼片が7–16(–22) 個ある。
②咢片がやや直立してつくため花は球状になる。
③全体が大型で,茎がよく分枝する。
④花が5 個以上つき、花柱は長い。
⑤袋果に竜骨がない
14 Trollius taihasenzanensis Masam. タイハキンバイ
台湾原産。中国名は台湾金莲花 tai wan jin lian hua
15 Trollius teshioensis Kadota テシオキンバイソウ 天塩金梅草
北海道の道北地方と道東地方、天塩岳以南に分布する。低地の渓流沿いに生える。
ソウヤキンバイソウから次の点で異なる。
①萼片が5(~6) 個。
②花が皿形
③袋果の数が12–17 個と多く、竜骨がより目立つ。
④花柱が短い。
また、チシマノキンバイソウT. riederianus Fisch. & C. A. Mey.からは次の点で異なる。
①全体がより大型で、茎はよく分枝する。
②花数が多い(5 個以上)。
③花柄がより長い(長さ(4~)5~13㎝)。
16 ハイブリッド
(1) Trollius × cultorum Bergmans
T. europaeus, T. asiaticus T. chinensisに由来するハイブリッド。英名はglobeflower
品種) 'Alabaster' , 'Baudirektor Linne' , Bressingham hybrids , 'Bressingham Sunshine' , 'Bunce' , 'Byrne's Giant' , 'Canary Bird' , 'Cheddar' , 'Commander-in-chief' , 'Earliest of All' , 'Empire Day' , 'Etna' , 'Feuertroll' , Fireglobe , 'Fruhlingsbote' , 'Glory of Leiden' , 'Golden Cup' , 'Golden Monarch' , 'Golden Queen' , 'Goldquelle' , 'Goliath' , 'Helios' , 'John Rider' , 'Lemon Queen' , 'Maigold' , 'Meteor' , 'New Moon' , 'New Moon' , 'Orange Crest' , 'Orange Globe' , 'Orange Glow' , 'Orange Princess''[AGM] , 'Orange Queen' , 'Orangekonig' , 'Oranje Nassau' , 'Prichard's Giant' , 'Salamander' , 'Superbus'[AGM] , 'T. Smith' , 'Taleggio' , 'Yellow Beauty'
(2) その他ハイブリッド
品種) 'Cressida' , 'Dancing Flame' , 'Leprechaun' , 'Miss Mary Russell' , 'Mrs George Gibson' , 'Orange Princess'
Trollius
Trollius
Trollius
北日本産キンバイソウ属植物の花の形質変異
門田裕一:日本産キンバイソウ属(キンポウゲ科)の分類学的再検討
西川恒彦 : チシマノキンバイソウとシナノキンバイソウの人工雑種
L). とされたタイプ標本(L) は、袋果に竜骨が明瞭に認められ、嘴(残存花柱)も太くかつ短く、チシマノキンバイソウと同定される。このため、シナノキンバイソウにはこれらの学名は適用できないとして、新学名が提唱された。
多年草、高さ20~80㎝、ときに尾根の風の強い場所で高さ4㎝になり、ほとんど無毛。葉身は円みのある腎形、幅2.5~20㎝、3出葉。裂片は羽状に欠刻し、切れ込みは狭い披針形。花は単生又は緩い散房花序に2~3個つき、直径2.5~8㎝、黄色、パラボラ形(parabolic-shaped)。咢片は 5~7(~13)個、開出する。心皮は6~22個。花柱は長さ1.5~4㎜(平均2.72)、直立し、細く、ごくまれに赤紫色になる。花弁は長さ5.5~10㎜、雄しべより短く、広線形~へら形~狭倒卵形、先は類切形~鈍形、わずかに咢片より暗色、身は下部が厚くなる。蜜腺はポケット状、わずかに膨れ、普通、無毛又はまれに外側が短毛で覆われる。爪部は長さ0.5~1.2㎜。袋果は直立~わずかに散開し、長さ5~12㎜、かすかに竜骨があり(竜骨はほとんど無く)、嘴(花柱)は細く、長さ1.5~4 ㎜、直立する。 2n=16。花期は7~9月
よく似たミヤマキンポウゲは全体に小さく、葉の裂片の幅が狭く、花弁が大きく、萼片が小さい。
キンバイソウは花弁が雄しべより長く、突き出る。
チシマキンバイソウは花弁が雄しべより長いか又は短い。袋果は直立し、長さ約10㎜、明瞭な竜骨があり、嘴は太く、短く、内曲する。
キンバイソウ属
family Ranunculaceae - genus Trollius多年草、無毛、ひげ根をもつ。葉は全て根生葉、又は根生葉と茎葉、単葉、掌状深裂、又は掌状全裂。花は単生、頂生又は集散花序に少数つく。咢片は5個~多数、普通、黄色、まれに帯紫色、倒卵形、花弁状、普通、早落性、まれに宿存する。咢片は5個~多数、線形、短い爪部と基部の上に蜜腺の穴(nectary pit )がある。雄しべは多数。葯は楕円形又は長円形。花糸は狭線形。袋果は5個~多数、枝分かれする横脈と宿存する花柱をもつ。種子はほぼ球形、平滑。
世界に約30があり、北半球の温帯~寒帯地域に分布する。
キンバイソウ属の主な種と園芸品種
1 Trollius altaicus C.A.Mey日本(北海道)、中国、モンゴル、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン原産。中国名は阿尔泰金莲花 a er tai jin lian hua 。
茎は高さ26~70㎝。根生葉は2~5個つき、葉柄は長さ7~36㎝、基部は狭い鞘になる。葉身は乾くと緑色ではなく、五角形、長さ3.5~6㎝×幅6.5~11㎝、基部は心形、3全裂、中裂片は菱形で3裂し、最終裂片には歯がある。側裂片は斜め、扇形で基部近くまで2裂する。茎葉は根生葉に似る。花は単生、直径3~5㎝。咢片は(10~)15~18個、橙色、乾くと緑色ではなく、倒卵形~広倒卵形、長さ1.6~2.5㎝×幅0.9~2㎝、先は円形。花弁は線形、長さは雄しべより短いかほぼ同長、長さ6~13㎜×幅約1㎜、先が狭くなる。雄しべは長さ0.7~1.3㎝。花柱は暗紫色又は黒色。袋果は約16個つき、約・長さ1㎝×幅3.5㎜。宿存する花柱は長さ約1㎜。種子は楕円状球形、長さ約1.2㎜。花期は5~7月。果期は8月。2n=16。
1-1 Trollius altaicus C.A.Mey. subsp. altaicus アルタイキンバイソウ
シベリアのアルタイ・サヤン両山脈の高山帯に生育し、分布域は広く、個体数は多い。
基本亜種。花弁の質がより薄く、平坦あるいはわずかに湾曲し、先端は鈍頭または鋭頭。
1-2 Trollius altaicus C.A.Mey. subsp. pulcher (Makino) Kadota ボタンキンバイ
synonym Trollius pulcher Makino
synonym Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. var. pulcher (Makino) T.Shimizu
日本(北海道)に分布。別名はボタンキンバイ、ボタンザキキンバイソウ。利尻山の1200 m 以上の高山草原に生える。
萼片が(9–)13–16 個あり、直立~鋭角的に斜上するため、花は半球状になる。柱頭、花柱、子房上部が赤紫色を帯びる。
1-3 Trollius altaicus C.A.Mey. subsp. sachalinensis Kadota カラフトボタンキンバイ
サハリン南部に分布する。
花弁が長さ4~7㎜と短く、蜜腺があまり発達しないもの。
2 Trollius chinensis Bunge トウキンバイソウ 唐金梅草
中国原産。中国名は金莲花 jin lian hua
品種) 'Golden Queen' , 'Imperial Orange' , 'Morning Sun'
3 Trollius chosenensis Ohwi モデミソウ
synonym Megaleranthis saniculifolia Ohwi
朝鮮原産。
4 Trollius citrinus Miyabe ヒダカキンバイソウ 日高金梅草
synonym Trollius nishidae Miyabe ピパイロキンバイソウ
日本固有種(北海道)。日高山脈全域の高山帯に広く分布する。別名はピパイロキンバイソウ。
萼片で5(~7)個。花弁は質が薄く、長さ(7~)11~20㎜、雄しべよりも多少とも長い。花柱は細く、長さ2.5~3.5㎜。袋果は斜開する。
5 Trollius europaeus L. セイヨウキンバイソウ 西洋金梅草
synonym Trollius europaeus subsp. transsilvanicus (Schur),
ヨーロッパ、ロシア、西アジア原産。英名はcommon globeflower , European globeflower
多年草、群生する。根生葉は葉柄が長く、葉身は卵形、長さ10~15㎝、掌状に3~5深裂し、裂片に歯がある。茎は分枝し又は分枝せず、根生葉から直立し、茎は葉がまばらにつき、高さ40~60㎝。花は普通、単生まれに双生、球形、直径2~5㎝。咢は10~15個つき、明るい黄色、内向きに曲がり、花弁状。花弁は5個、咢片の内側につく。花期は5~7月。
品種) 'Golden Globe' , 'Lemon Supreme' , 'Superbus'
6 Trollius hondoensis Nakai キンバイソウ 金梅草
synonym Trollius hondoensis Nakai var. akiyamae (Toyok.) Okuyama
synonym Trollius akiyamae Toyok.
日本固有種(本州の中部地方)。本州中部の群馬県、長野県、山梨県、静岡県、岐阜県、富山県の他、福島県(吾妻山)と滋賀県伊吹山に分布し、山地帯から亜高山帯の草原に生える。別名はキリガミネキンバイソウ。
多年草。高さ40~100㎝。全体にほとんど無毛。葉身は幅5~20㎝、3出葉(ternate)。裂片は浅く羽状に欠刻~粗い鋸歯があり、切れ込みは披針形。花は緩い集散花序に2~4個つき、直径2.5~7㎝、皿形、橙黄色。咢片は5~7個、開出する。心皮は10~20個。花柱は長さ2.5~3.5㎝、直立、細い。花弁は長さ(7~)11~20㎜、雄しべより明瞭に長く又はときにわずかに長く、狭披針形、鋭先形又はときに先が凹形、咢片よりわずかに暗色、身は薄く、平ら、紙質、下部は厚くならない(花弁が他の種に比べて質が薄い)。蜜腺の穴は浅く、小さなえくぼ状、わずかに膨れ、外側は多細胞の短い毛で覆われる。爪部は長さ約1㎜。袋果は直立し、長さ10~12㎜、かすかに竜骨があり、嘴は直立し、細い。2n = 16。花期は7~8月。
6-1 Trollius hondoensis Nakai f. plenus Honda ヤエザキキンバイソウ
7 Trollius japonicus Miquel シナノキンバイ 信濃金梅
synonym Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi
synonym Trollius riederianus Fisch. & C.A.Mey. [Kewscience]
日本、中国原産。中国名は长白金莲花 chang bai jin lian hua 。別名はシナノキンバイソウ
茎は高さ20~60㎝、単純、根生葉は2.7~10㎝×幅4~10㎝、基部は心形、3全裂し、中裂片は菱形、3裂し、数個の裂片と小歯がある。側裂片は斜めの扇形、基部まで2深裂する。茎葉h3個、根生葉に似る。花柄は長さ2~6㎝。花は単生又は2~3個、頂生の集散花序につき、直径2.7~4㎝。咢片は5~7個、黄色、乾くと緑色、倒卵形又は円状倒卵形、長さ1.4~1.6㎝×幅1~1.4㎝、数個の小歯があり、先は円形。花弁は9個、線形、雄しべとほぼ同長、長さ6~7㎜×幅約1㎜。雄しべは長さ5~7.5㎜。袋果は7~15個、長さ1.1㎝×幅約3㎜・以下。宿存する花柱は長さ1.5~4㎜。種子は楕円状球形、長さ約1.5㎜。花期は7~8月。果期は9月。2n=16。(Flora of China)
7-1 Trollius japonicus Miq. f. plenus F.Maek. ヤエザキシナノキンバイ 異分類
※2016年に新学名Trollius shinanensis Kadota が提唱された(参考5)。
本種にはこれまでT. japonicus Miq. あるいはT.riederianus Fisch. & C. A. Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi の学名が当てられてきた。しかし、’Ex insula Jesoaccepit SIEBOLD’ とされたタイプ標本(L) は、袋果に竜骨が明瞭に認められ、嘴(残存花柱)も太くかつ短く、チシマノキンバイソウと同定される。このため、シナノキンバイソウにはこれらの学名は適用できないので、新学名が提唱された。
現在(2020.7)の学名はTHe Plant List , Flora of China , GBIFがTrollius japonicusを採用し、KewscienceはTrollius riederianus Fisch. & C.A.Meyとしている。YlistだけがTrollius shinanensisとしている。
[新学名]Trollius shinanensis Kadota シナノキンバイ 信濃金梅
synonym Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. var. japonicus sensu Ohwi
synonym Trollius japonicus auct. non Miq.
北海道(夕張山地及び増毛山地以西)、本州(白山以北)、朝鮮半島北部に分布する。別名は シナノキンバイソウ。
多年草、高さ20~80㎝、ときに尾根の風の強い場所で高さ4㎝になり、ほとんど無毛。葉身は円みのある腎形、幅2.5~20㎝、3出葉。裂片は羽状に欠刻し、切れ込みは狭い披針形。花は単生又は緩い散房花序に2~3個つき、直径2.5~8㎝、黄色、パラボラ形(parabolic-shaped)。咢片は 5~7(~13)個、開出する。心皮は6~22個。花柱は長さ1.5~4㎜、直立し、細く、ごくまれに赤紫色になる。花弁は長さ5.5~10㎜、雄しべより短く、広線形~へら形~狭倒卵形、先は類切形~鈍形、わずかに咢片より暗色、身は下部が厚くなる。蜜腺はポケット状、わずかに膨れ、普通、無毛又はまれに外側が短毛で覆われる。爪部は長さ0.5~1.2㎜。袋果は直立~わずかに散開し、長さ5~12㎜、かすかに竜骨があり(竜骨はほとんど無く)、嘴は細く、長さ1.5~4 ㎜、直立する。 2n=16。花期は7~9月(参考5)。
8 Trollius laxus Salisb
北アメリカ(USA)原産。英名はAmerican globeflower , American spreading globeflower , Spreading globe-flower。
茎は5~52㎝、基部に前年から宿存する少数の葉柄をもつ(たまに屋根葺き材料のわらのような)。根生葉は葉柄があり、長さ5~30㎝。茎葉は2~5個つき、かすかに膜質又は抱茎。花は直径2.5~5㎝。咢片は 5~7(~9)個、広がり、新鮮なときに明るい黄色~淡黄色、卵形~倒卵形、まれに円形、長さ10~20㎜。花弁は10~15(~25)個、黄色、花粉が落ちるときに、雄しべの長さの1/2~2/3、長さ3~6㎜。袋果は普通5~12個、嘴を含めて長さ8~12㎜、嘴は普通、真っすぐ又はわずかに内側に曲がる()。 2 n =32。花期は春~夏。
品種) 'Albiflorus'
9 Trollius ledebourii Rchb. オクキンバイソウ 広義
中国、モンゴル、ロシア原産。中国名は短瓣金莲花 duan ban jin lian hua
9-1 Trollius ledebourii var. polysepalus レブンキンバイソウ 礼文金梅草
礼文島の桃岩周辺に分布する。海岸の草原に生える。
チシマノキンバイソウとの相違点。
①花弁がやや肉質で基部が肥厚し、雄しべよりも長く(長さ15~16㎜)、蜜腺もより発達する。
②萼片の数が多く、7~13 個、斜上する。
③花が深いボウル状になる
10 Trollius macropetalus (Regel) F.Schmidt ボタンザキキンバイソウ
synonym Trollius chinensis Bunge subsp. macropetalus (Regel) Luferov
朝鮮、中国、ロシア原産。中国名は长瓣金莲花 chang ban jin lian hua
11 Trollius pumilus D. Don
中国、ネパール、ブー^タン、シッキム、ミャンマー原産。中国名は小金莲花 xiao jin lian hua
品種) 'Double Jeopardy' (d) , 'Wargrave'
12 Trollius riederianus Fisch. et C.A.Mey. チシマノキンバイソウ 千島金梅草
synonym Trollius miyabei Sipliv.
synonym Trollius kurilensis Sipliv. 北海道産、千島産
日本(北海道大雪山~知床山)、千島列島、サハリン、カムチャツカ、コマンドルスキー諸島、アリューシャン列島、ロシア沿海地方に広く分布する別名はキタキンバイソウ、カラフトキンバイソウ。高山帯の湿った草地などに生える。
多年草、高さ20~100㎝。ほとんど無毛。葉身は幅4~21㎝、3出葉、裂片は羽状~2回羽状に欠刻し、切れ込みは披針形~狭い披針形。花は単生又は緩い集散花序に2~3個つき、直径3~6㎝、橙黄色、パラボラ形~皿形。咢片は5~14個、開出すつ。心皮は7~40個。花柱は長さ0.9~2.5㎜(平均北海道産1.44 , 千島産1.52 )、直立、太く、角(かど) があるか又は、ときに竜骨がある。花弁は肉質、長さ (4~)6~13㎜、雄しべの長さより短いか又は同長、ときに雄しべより長くなり、へら形~広線形~狭倒卵形、先は鈍形~切形、咢片よりわずかに暗色、身は下部で厚くなり、蜜腺はポケット状、わずかに膨れ、曲がり、外側に短い多細胞の毛がある。爪部は長さ0.5~2㎜、直立する。袋果は直立又はほぼ直立、長さ約10㎜、外側の縫合線に沿って明瞭な竜骨があり、嘴(花柱)は太く、短く、内曲する(hamately curved.)。2n=16。花期は7~8月。
13 Trollius soyaensis Kadota ソウヤキンバイソウ 宗谷金梅草
日本固有種(北海道北部地方)。低地の渓流沿いに生える。
ソウヤキンバイソウはシナノキンバイソウT.shinanensis Kadota やテシオキンバイソウT. teshioensis Kadotaに似るが、次により異なる。
①萼片が7–16(–22) 個ある。
②咢片がやや直立してつくため花は球状になる。
③全体が大型で,茎がよく分枝する。
④花が5 個以上つき、花柱は長い。
⑤袋果に竜骨がない
14 Trollius taihasenzanensis Masam. タイハキンバイ
台湾原産。中国名は台湾金莲花 tai wan jin lian hua
15 Trollius teshioensis Kadota テシオキンバイソウ 天塩金梅草
北海道の道北地方と道東地方、天塩岳以南に分布する。低地の渓流沿いに生える。
ソウヤキンバイソウから次の点で異なる。
①萼片が5(~6) 個。
②花が皿形
③袋果の数が12–17 個と多く、竜骨がより目立つ。
④花柱が短い。
また、チシマノキンバイソウT. riederianus Fisch. & C. A. Mey.からは次の点で異なる。
①全体がより大型で、茎はよく分枝する。
②花数が多い(5 個以上)。
③花柄がより長い(長さ(4~)5~13㎝)。
16 ハイブリッド
(1) Trollius × cultorum Bergmans
T. europaeus, T. asiaticus T. chinensisに由来するハイブリッド。英名はglobeflower
品種) 'Alabaster' , 'Baudirektor Linne' , Bressingham hybrids , 'Bressingham Sunshine' , 'Bunce' , 'Byrne's Giant' , 'Canary Bird' , 'Cheddar' , 'Commander-in-chief' , 'Earliest of All' , 'Empire Day' , 'Etna' , 'Feuertroll' , Fireglobe , 'Fruhlingsbote' , 'Glory of Leiden' , 'Golden Cup' , 'Golden Monarch' , 'Golden Queen' , 'Goldquelle' , 'Goliath' , 'Helios' , 'John Rider' , 'Lemon Queen' , 'Maigold' , 'Meteor' , 'New Moon' , 'New Moon' , 'Orange Crest' , 'Orange Globe' , 'Orange Glow' , 'Orange Princess''[AGM] , 'Orange Queen' , 'Orangekonig' , 'Oranje Nassau' , 'Prichard's Giant' , 'Salamander' , 'Superbus'[AGM] , 'T. Smith' , 'Taleggio' , 'Yellow Beauty'
(2) その他ハイブリッド
品種) 'Cressida' , 'Dancing Flame' , 'Leprechaun' , 'Miss Mary Russell' , 'Mrs George Gibson' , 'Orange Princess'
参考
1) Flora of ChinaTrollius
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=133872
2) Plants of the World Online | Kew ScienceTrollius
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:33259-1
3)Flora of North AmericaTrollius
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=1&taxon_id=133872
4)北海道教育大学大雪山自然教育研究施設研究報告第11号 昭和51年10月(1976)北日本産キンバイソウ属植物の花の形質変異
http://www.asa.hokkyodai.ac.jp/taisetsu/wp/wp-content/uploads/2018/02/11_03.pdf
5)植物研究雑誌第91巻Suppl J. Jpn. Bot. 91 Suppl.: 178–200 (2016)門田裕一:日本産キンバイソウ属(キンポウゲ科)の分類学的再検討
https://pdfs.semanticscholar.org/b237/ed855b95b926e9ac9ef93bb19a9b211e5a88.pdf
6)植物研究雑誌第86巻第2号J. Jpn. Bot. 62(3): 82-87(1987)西川恒彦 : チシマノキンバイソウとシナノキンバイソウの人工雑種
http://www.jjbotany.com/pdf/JJB_062_82_87.pdf