サルナシ 猿梨

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Flora of Mikawa

マタタビ科 Actinidiaceae マタタビ属

別 名 シラクチヅル
中国名 软枣猕猴桃 ruan zao mi hou tao
英 名 bower actinidia
学 名 Actinidia arguta (Sieb. et Zucc.) Miq.
サルナシの花序
サルナシの花
サルナシの花横
サルナシの花裏
サルナシの果実
サルナシ
サルナシの葉
サルナシの葉裏
花 期 5~7月  果期 9~10月
高 さ つる性(長さ5~20m)
生活型 落葉つる性木
生育場所 山地
分 布 在来種 日本、朝鮮、中国、台湾
撮 影 静岡県   15.5.18
和名の由来は猿が食べる梨の意。マタタビによく似ているが、葉が白くならず、葉柄が赤いのが特徴。この写真のものは長さ10m以上もあり、川の対岸に生えていたもの。
 蔓は灰褐色、初期に褐色の毛があるが落ち無毛又は有毛。2年目の枝は灰褐色、無毛、皮目は若いときはなく、古くなると小さく目立たない。葉柄は赤色を帯びた褐色、長さ2~6(10)㎝、無毛、ときに有毛。 葉は 互生し、長さ6~12㎝、幅5~10㎝の卵形~広楕円形~類円形、ときに、卵状長楕円形、厚い革質、先が尖り、基部は浅い心形。葉縁には細かい鋸歯があり、葉裏の脈上に毛がある。雌雄別株。集散花序を葉腋又は枝先につけ、花は1~7個、下向きにつける。花柄は7~10㎜、小花柄は8~14㎜、苞は線形、長さ1~4㎜。花は黄緑色~白色、直径1.2~2㎝、萼片は4~6個、卵形~惰円形、長さ3.5~5㎜。縁毛があり、腺毛がある。花弁4~6個、長さ7~9㎜の倒卵形~円状倒卵形。雄花の雄しべは多数。花糸は長さ1.5~3㎜、絹糸状。葯は黒色~暗紫色、長さ1.5~2㎜の長楕円形、基部が矢じり形。子房は長さ6~7㎜のつぼ形。両性花の雌しべは花柱が線形、長さ3.5~4㎜、多数あり、房状。果実は長さ2~3㎝の広惰円形、緑黄色~紫赤色に熟すと甘く、キウイフルーツのような味がする。種子は長さ焼く.5㎜。2n=58,116,174,232。