ルリヤナギ 瑠璃柳

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Flora of Mikawa

ナス科 Solanaceae ナス属

別名] スズカケヤナギ、リュウキュウヤナギ、チョウジカ
英 名 waxyleaf nightshade
学 名 Solanum glaucophyllum Desf.
 synonym Solanum malacoxylon Sendt.
ルリヤナギ花
ルリヤナギの花2
ルリヤナギの萼
ルリヤナギの咢2
ルリヤナギ幹
ルリヤナギ
ルリヤナギ葉
花 期 7~9月
高 さ (0.5)1~2(4)m
生活型 多年草
生育場所 常緑小低木
分 布 帰化種  南アメリカ(ブラジル、ボリビア、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ)原産
撮 影 西尾市  18.8.27
ルリヤナギはナス科ナス属の栽培種。日本で観賞用によく栽培されている。
 常緑小低木。高さ(0.5)1~2(4)m。根茎は地下に広がり、株元からシュートを出し、緩く、分枝する。幹は無毛又はまれに毛があり、淡色で平滑、皮目がある。葉は互生し、短柄又は長さ1.5㎝以下、しばしばわずかに翼がある。葉身は柳の葉に似て狭楕円形~披針形、長さ6~18㎝×幅0.6~3.5(5)㎝、基部は楔形、先はやや鋭形、両面とも無毛(まれに有毛)、粉白色を帯び、青緑色、多肉質又は肉質。花序は茎上部の葉腋~腋生外(extra-axillary)~葉に対生し、ときに多数分枝して花を普通、20~50個又はそれ以上、散房花序状に下向きにつけ、花序柄は長さ1~3.5㎝。花序軸は2~7㎝。小花柄は1~15㎜離れてつき、花時に長さ12~15㎜、果時に長さ15~20㎜、基部に関節がある。咢は縁を除いて無毛、広鐘形、先が5中裂し、直径2~3㎜、咢歯は長さ0.5~1.5㎜×幅1.5~2.5㎜、三角形、先が尖る。花冠は膜質、帯白色~ピンク色~紫色(薄紫色)で、しばしば中央が星形になり、直径10~30㎜(普通25㎜程度)、5裂する。花冠筒部は長さ5~8㎜。花冠裂片は広三角形、長さ4~10㎜、基部の幅5~10㎜。花冠の外側は毛があり、特に花冠裂片に多く、花冠の内側は花冠裂片の先以外は無毛。葯は普通、内側に曲がり、卵形、黄色~黄橙色、外側は平滑~粗い。子房は無毛。花柱は無毛、円筒形、長さ5~7㎜×幅0.25~0.5㎜。果実は球形、直径0.75~2㎝、無毛、熟すと暗紫色~青黒色、石細胞は無い。種子は約・長さ4~6㎜×幅3.5~4㎜、角(かど)がある。2n=24。花期は7~9月。

参考

1) Flora of China
 Solanum
 http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=130618
2)Plants of the World Online | Kew Science
 Solanum
 https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:30000630-2
3)World Flora Online
 Solanum glaucophyllum Desf.
 http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-0001028148
4)Flora e Funga do Brasil
 Solanum
 https://floradobrasil.jbrj.gov.br/reflora/listaBrasil/PrincipalUC/PrincipalUC.do?lingua=en#CondicaoTaxonCP
5)GRIN
 Solanum
 https://npgsweb.ars-grin.gov/gringlobal/taxonomygenus.aspx?id=11264