レッドロビン

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Flora of Mikawa

バラ科 Rosaceae カナメモチ属

別 名 ベニカナメ、ベニカナメモチ
中国名 红叶石楠 hong ye shi nan
英 名 red tip , red top , photinia
学 名 Photinia x fraseri W.J.Dress 'Red Robin'
レッドロビン花序
レッドロビンの花
レッドロビン花弁の基部の毛
レッドロビンの花横
レッドロビン蕾
レッドロビン果実
レッドロビン葉柄の鋸歯状の突起
レッドロビンの幹
レッドロビン
レッドロビン赤色の葉
レッドロビン種子
レッドロビン葉表
レッドロビン葉裏
花 期 5月
高 さ 3~5m
生活型 常緑小高木
生育場所 庭、公園
分 布 園芸種
撮 影 幸田町  13.4.17(花) 13.12.15(果実)
レッド・ロビン Photinia×fraseri はカナメモチとオオカナメモチの交配種。葉がカナメモチより一回り大きく、長さ7~10(13)㎝、幅3~5㎝、光沢があり、若葉が鮮やかに赤くなり、開花期にも赤く、葉柄に鋸歯状の突起がない。ベニカナメはカナメモチの葉の赤色が強い、園芸品種の総称であり、レッド・ロビンもベニカナメとも呼ばれる。花序は幅12~18㎝。庭の垣根に使われることが多い。
 カナメモチ Photinia glabra は和名は本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、ミャンマー、タイに分布する。
 幹は暗褐色、老木は樹皮が縦に裂ける。葉は互生し、長さ5~9(12)㎝の長惰円形~倒卵状楕円形、先は鋭く尖り、基部は楔形、革質、無毛。葉縁には細かい鋸歯がある。葉柄は長さ1~1.5㎝、鋸歯状の突起がある。直径約10㎝の複散房花序に花を多数つける。花は直径7~8㎜。花弁は白色、5個つき、長さ2~3㎜の広倒卵形、基部に軟毛がある。雄しべ20個。果実は長さ約5㎜の卵形のナシ状果、赤く熟し、光沢がなく、種子が4個まで入るが、少ないことも多い。種子は長さ4~5㎜、淡褐色~褐色。
 オオカナメモチPhotinia serrulata は日本、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、インドに分布する。カナメモチより大型、葉が長さ9~22㎝、花序も幅10~16㎝と大きい。花弁の基部に毛がない。
 クロガネモチ Ilex rotunda は枝や葉柄が紫色を帯び、葉が全縁。花の雄しべが淡紅色で、花弁、雄しべ、萼片が4~6個。新枝で開花する。果実は直径6~7㎜とやや大きく、光沢がある。