オトコヨモギ 男蓬

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Flora of Mikawa

キク科 Asteraceae ヨモギ属

中国名 牡蒿 mu hao .
学 名 Artemisia japonica Thunb.

 synonym Artemisia japonica Thunb. var. japonica

オトコヨモギの花
オトコヨモギの若い枝先
オトコヨモギの茎
オトコヨモギ
オトコヨモギ葉
花 期 7~11月
高 さ 50~130㎝
生活型 多年草
生育場所 日当たりのよい山野
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ロシア、インド、ネパール、ブータン、アフガニスタン、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム、フィリピン
撮 影 新城市  04.10.2
和名の由来は果実がヨモギに比べて小さく、雌花だけ結実し、両性花は結実しないことから。 ヨモギと違いほとんど無毛である。
 根茎は太さ1.5~2.5㎝、上部に微軟毛があり、又は無毛になり、強い匂いがある。不稔の茎は長さ5~30㎝、葉が先に束生する。葉身はへら形、長さ3.5~8㎝×幅1~3㎝、羽状に分裂し、歯があり、先は円形。根生葉と下部の茎葉はほぼ無柄。葉身は長円状倒卵形~広へら形~扇形、長さ(3~)4~6(~8)㎝×幅(1~)2~2.5(~3)㎝、微軟毛があるか又は無毛になり、斜めに羽状深裂又は先から中央まで切れ込み、先に少数の鋸歯がある。中間の茎葉は葉身がへら形、長さ2.5~3.5(~4.5)㎝×幅0.5~1(~2)㎝、先に少数の鋸歯があるか又は先から中間まで斜めに切れ込み、裂片は長円形又は楕円形、狭い線形ではない。最上部の葉は3裂又は全縁。葉状の苞は楕円形披針形、又は線状披針形。合成花序は±狭い円錐花序、長さ 15~20㎝×幅3~15(~20)㎝。枝はほとんど水平又は斜めに開出し、長さ3~20㎝。頭花は多数つき、下を向き、花序柄は短~長。総苞は卵形又は類球形、直径1.5~2.5㎜。総苞片は無毛、最も外側の総苞片は卵形、縁がごく狭い白色の薄膜質になり、先は鋭形。小花は12~15(~20)個、黄色。周辺の雌性の小花は3~8(~11)個、花冠は狭く、2歯がある。中心小花は5~10個、雄性。痩果は暗褐色、長さ0.8~1㎜、倒卵形。花期と果期は7~11月。2n=18, 36, 37。