オオイヌタデ 大犬蓼

Flora of Mikawa
タデ科 Polygonaceae イヌタデ属
中国名 | 马蓼 ma liao |
英 名 | curlytop knotweed , pale knotweed |
学 名 | Persicaria lapathifolia (L.) Delarbre var. lapathifolia Persicaria lapathifolia (L.) Gray Polygonum lapathifolium L. Polygonum lapathifolium L. subsp. nodosum (Pers.) Fr. |










花 期 | 6~10月 |
高 さ | 80~200㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 畑、道端、荒地 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ、オーストラリア原産 |
撮 影 | 幸田町 11.9.24 |
Persicaria lapathifoliaは形態的な種内分類群が多数ある。Persicaria lapathifolia(オオイヌタデ)はvar.
salicifolium 又はPersicaria scabra (サナエタデ)と良く似ており、同義語とされることも多い。しかし、遺伝子のアロザイム研究や形態的な研究でも
var. salicifolium やPersicaria scabraがPersicaria lapathifoliaと同義語であるという結論はまだ、得られていない。
茎の下部は節が膨らみ、よく分枝する。葉は長さ15~25㎝の披針形、基部は楔形、葉縁に毛があり、葉の中央脈に長三角状の伏毛がある以外はほぼ無毛。托葉鞘は膜質で縁毛は長さ1㎜以下。葉裏には明瞭な腺点がある。葉の側脈は20~30対。円柱状の総状花序は長さ3~10㎝と長く、花が密につき、幅が太く、先が垂れる。花柄は腺毛がある。花被は淡紅色~白色、花被は4裂し、腺点があり、花後も痩果を包んで残る。痩果は直径約2㎜の扁平な円形、両面が少し窪む両凹レンズ形、花被の脈は先が2分岐し、釣針状に曲がる。果実の色は黒色でなく、褐色~黒褐色。2n=22,24
類似のサナエタデは茎の節の膨らみが少なく、花序が短く、先がほとんど垂れない。葉の側脈が7~15対と少ない。
ハルタデ(オオハルタデを含む。)は花序がやや赤く、托葉鞘に縁毛があり、花被に腺点がない。痩果が凸レンズ形。
茎の下部は節が膨らみ、よく分枝する。葉は長さ15~25㎝の披針形、基部は楔形、葉縁に毛があり、葉の中央脈に長三角状の伏毛がある以外はほぼ無毛。托葉鞘は膜質で縁毛は長さ1㎜以下。葉裏には明瞭な腺点がある。葉の側脈は20~30対。円柱状の総状花序は長さ3~10㎝と長く、花が密につき、幅が太く、先が垂れる。花柄は腺毛がある。花被は淡紅色~白色、花被は4裂し、腺点があり、花後も痩果を包んで残る。痩果は直径約2㎜の扁平な円形、両面が少し窪む両凹レンズ形、花被の脈は先が2分岐し、釣針状に曲がる。果実の色は黒色でなく、褐色~黒褐色。2n=22,24
類似のサナエタデは茎の節の膨らみが少なく、花序が短く、先がほとんど垂れない。葉の側脈が7~15対と少ない。
ハルタデ(オオハルタデを含む。)は花序がやや赤く、托葉鞘に縁毛があり、花被に腺点がない。痩果が凸レンズ形。