オオフユイチゴ 大冬苺

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Flora of Mikawa

バラ科  Rosaceae キイチゴ属

学 名 Rubus pseudosieboldii Makino
Rubus buergeri Miq. var. pseudosieboldii Makino
オオフユイチゴの果実
オオフユイチゴの葉の裏
オオフユイチゴの托葉と茎
オオフユイチゴの若葉の裏
オオフユイチゴ
オオフユイチゴ葉
花 期 8~10月
高 さ つる性
生活型 常緑小低木
生育場所 沿海の山地の林下、林縁
分 布 在来種(日本固有種) 本州(房総半島以西)、四国、九州
撮 影 三ヶ根山   04.11.14
和名の由来はフユイチゴに似て大きいことから。茎や枝にはホウロクイチゴに似て黄褐色の毛が密生する。葉は互生し、厚く、長さ8~13㎝で、浅く3~5裂し、先は鈍頭。葉縁に細い鋸歯がある。葉の表面には毛はほとんどなく、茎や葉裏の主脈には短毛が密生し、刺がある。托葉は細裂し、毛が密生する。花は直径約2㎝で、密集してつく。果実は直径約1㎝。
 類似のフユイチゴは葉がやや薄く、裂片の先が普通とがり、葉裏の脈上に刺がないことで区別できる。ミヤマフユイチゴは裂片の先が長くとがる。ホウロクイチゴは中部地方以西の暖地に分布し、木が立ち上がり、花期が春で、果実が熟すのは春~夏。