ミヤマフユイチゴ 深山冬苺

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Flora of Mikawa

バラ科  Rosaceae キイチゴ属

学 名 Rubus hakonensis Franch. et Sav.
synonym Rubus lambertianus var. hakonensis (Franch. & Sav.) Rehder
ミヤマフユイチゴの花
ミヤマフユイチゴの萼の縁取り
ミヤマフユイチゴの萼の外面
ミヤマフユイチゴの果実
ミヤマフユイチゴ
ミヤマフユイチゴの葉
花 期 9~10月
高 さ つる性
生活型 常緑小低木
生育場所 山地の林下、林縁
分 布 在来種、本州(関東地方以西)、四国、九州
撮 影 鳳来寺山   04.11.27
バラ科キイチゴ属の野生種。茎や枝は無毛又は軟毛が散生し、下向きの小刺がある。托葉は長さ5~9㎜、深裂し、脱落性。葉は互生、葉柄は長さ3~7㎝、軟毛があり、まばらに小刺がある。葉身は長さ5~8㎝、卵形~広卵形、浅く3~5裂し、葉の先端は尖り、長いものは朝顔の葉の外形に似る。葉縁には歯牙状の細かい鋸歯があり、鋸歯の先端は小さな芒になる。葉の上面には毛はほとんどなく、茎や葉裏の脈にはわずかに短毛がある。花は直径約1.5 ㎝、枝先や葉腋に数個、密集してつく。萼片は卵状三角形、外面に長毛がなく、伏毛があり、縁が白色の縁取りになる。花弁は白色、倒卵形、長さ5~6㎜、萼片より短い。果実は球形、直径8~9㎜、11~1月に赤色に熟する。
 フユイチゴは花弁と萼片が同長で、葉の先があまり尖らない。萼片の外面に長毛があり、縁取りはない。