オオバナノセンダングサ 大花の栴壇草
Flora of Mikawa
キク科 Asteraceae センダングサ属
別 名 | タチアワユキセンダングサ |
英 名 | romerillo , pilose beggarticks ,Spanish needles ,beggar-ticks ,bur-marigold ,cobbler's-pegs ,common blackjack ,hairy beggar ticks |
学 名 | Bidens alba (L.) DC. synonym Bidens pilosa var. radiata (Sch.Bip.) J.A.Schmidt synonym Bidens pilosa L. var. radiata Sch. Bip. synonym Bidens pilosa var. albus (L.) O.E.Schulz i synonym Bidens alba (L.) DC. var. radiata (Sch. Bip.) Ballard ex T.E. Melchert |
花 期 | 通年 |
高 さ | 30~150 |
生活型 | 1年草、2年草、多年草 |
生育場所 | 道端、畑地など |
分 布 | 帰化種 熱帯アメリカ(北アメリカ、南アメリカ)原産 |
撮 影 | 渥美町 01.9.29 |
センダングサ属の帰化種。別名はタチアワユキセンダングサともいわれている。日本へは鑑賞用に導入され、九州、沖縄、四国、本州などの日本の温暖な地域の道端、畑地などに帰化している。タチアワユキセンダングサと呼ばれることが多いが、和名はYListに従った。
オオバナノセンダングサはコシロノセンダングサ(var. minor;中国名は咸豐草)と似て、舌状花を含む頭花の直径が3㎝程度と大きく、白色の大きな舌状花がつく。学名は Bidens pilosa L. var. radiata 又はBidens alba とされ、Bidens albaは総苞外片が(8~)12(~16)個、舌状花が5~8個、小舌は長さ(5)8~15(16)㎜、芒の長さ1~2㎜、2n=48といわれている。 しかし、分類は困難で、コシロノセンダングサとオオバナノセンダングサを区別しない見解もあり、両者を含めてシロノセンダングサ(シロバナノセンダングサ)という場合もある。また、これら全てをコセンダングサ Bidens pilosaに含める見解がある。学名のBidens pilosa L. var. radiata Schult. Bip.はBidens pilosa L. と同義語に扱われ、使われなくなりつつある。Bidens albaも同義語とされることが多い。KewscienceではBidens alba (L.) DC.を独立種と認めている。
1年草または2年草、多年草、茎は直立し、高さ30~150㎝、鈍い4稜形(~6稜形)、淡緑色、上部にごくまばらに毛があるだけか、または毛が多く、基部は直径0.6㎝以下。葉は茎の下部で対生、上部で互生する。茎の下部の葉は小さく、3裂または分列せず、普通、花時前に枯れる。中部の葉は、葉柄が長さ1.5~5㎝、翼は無く、葉身は3出複葉、小葉は3枚、まれに5(~7)羽状複葉になる[日本のものは5小葉が多い]。側小葉は楕円形~卵状楕円形、長さ2~4.5㎝×幅1.5~2.5㎝、先は鋭形、基部はほぼ円形または広くさび形、ときに斜め、非対称になり、短い小葉柄があり、縁に鋸歯がある。頂小葉はより大きく、長円形~卵状長円形、長さ3.5~7㎝、先は尖鋭形、基部は漸尖形またはほぼ円形、長さ1~2㎝の小葉柄があり、縁には鋸歯があり、無毛または極まばらに軟毛がある。上部の茎葉は小さく、3裂または分裂せず、帯状披針形。頭花(総苞部分)は直径0.8~0.9㎝(咸豐草は直径0.5~0.8㎝)、舌部を含み直径約3㎝。花序柄は長さ1~6cm(果時に長さ3~10cm)。総苞は基部に短柔毛があり、緑色。総苞片は7~8個、帯状へら形、上部がやや幅広く、花時に長さ0.3~0.4㎝、果時に長さ0.5cm、草質、縁にはまばらに短柔毛があるか、またはほぼ無毛。外総苞片は披針形、果時に長さ0.5~0.6㎝、乾膜質、外面は褐色、縁は黄色。内総苞片は狭く、帯状披針形。舌状小花は白色、4~8個、長さ8~15㎜(大花咸豐草-大白花)または長さ5~7mm(咸豐草-小白花)。中心小花は両性、黄色、筒状、長さ約0.45㎝、花冠には5歯がある。雄しべ5本、雌しべ1本。痩果は黒色~黒褐色、細く、やや扁平、うねあり、長さ7~13㎜×幅約1㎜、上部にまばらにいぼ状突起と剛毛があり、上部に長さ1.5~2.5㎜の(2)3~4本の逆刺のある芒(刺)がある。2n=48。花期は通年。
コシロノセンダングサは舌状花が長さ(2)5~7(8)㎜で、1頭花に4~7個つく。コセンダングサに含めて扱うことも多い。
オオバナノセンダングサはコシロノセンダングサ(var. minor;中国名は咸豐草)と似て、舌状花を含む頭花の直径が3㎝程度と大きく、白色の大きな舌状花がつく。学名は Bidens pilosa L. var. radiata 又はBidens alba とされ、Bidens albaは総苞外片が(8~)12(~16)個、舌状花が5~8個、小舌は長さ(5)8~15(16)㎜、芒の長さ1~2㎜、2n=48といわれている。 しかし、分類は困難で、コシロノセンダングサとオオバナノセンダングサを区別しない見解もあり、両者を含めてシロノセンダングサ(シロバナノセンダングサ)という場合もある。また、これら全てをコセンダングサ Bidens pilosaに含める見解がある。学名のBidens pilosa L. var. radiata Schult. Bip.はBidens pilosa L. と同義語に扱われ、使われなくなりつつある。Bidens albaも同義語とされることが多い。KewscienceではBidens alba (L.) DC.を独立種と認めている。
1年草または2年草、多年草、茎は直立し、高さ30~150㎝、鈍い4稜形(~6稜形)、淡緑色、上部にごくまばらに毛があるだけか、または毛が多く、基部は直径0.6㎝以下。葉は茎の下部で対生、上部で互生する。茎の下部の葉は小さく、3裂または分列せず、普通、花時前に枯れる。中部の葉は、葉柄が長さ1.5~5㎝、翼は無く、葉身は3出複葉、小葉は3枚、まれに5(~7)羽状複葉になる[日本のものは5小葉が多い]。側小葉は楕円形~卵状楕円形、長さ2~4.5㎝×幅1.5~2.5㎝、先は鋭形、基部はほぼ円形または広くさび形、ときに斜め、非対称になり、短い小葉柄があり、縁に鋸歯がある。頂小葉はより大きく、長円形~卵状長円形、長さ3.5~7㎝、先は尖鋭形、基部は漸尖形またはほぼ円形、長さ1~2㎝の小葉柄があり、縁には鋸歯があり、無毛または極まばらに軟毛がある。上部の茎葉は小さく、3裂または分裂せず、帯状披針形。頭花(総苞部分)は直径0.8~0.9㎝(咸豐草は直径0.5~0.8㎝)、舌部を含み直径約3㎝。花序柄は長さ1~6cm(果時に長さ3~10cm)。総苞は基部に短柔毛があり、緑色。総苞片は7~8個、帯状へら形、上部がやや幅広く、花時に長さ0.3~0.4㎝、果時に長さ0.5cm、草質、縁にはまばらに短柔毛があるか、またはほぼ無毛。外総苞片は披針形、果時に長さ0.5~0.6㎝、乾膜質、外面は褐色、縁は黄色。内総苞片は狭く、帯状披針形。舌状小花は白色、4~8個、長さ8~15㎜(大花咸豐草-大白花)または長さ5~7mm(咸豐草-小白花)。中心小花は両性、黄色、筒状、長さ約0.45㎝、花冠には5歯がある。雄しべ5本、雌しべ1本。痩果は黒色~黒褐色、細く、やや扁平、うねあり、長さ7~13㎜×幅約1㎜、上部にまばらにいぼ状突起と剛毛があり、上部に長さ1.5~2.5㎜の(2)3~4本の逆刺のある芒(刺)がある。2n=48。花期は通年。
コシロノセンダングサは舌状花が長さ(2)5~7(8)㎜で、1頭花に4~7個つく。コセンダングサに含めて扱うことも多い。