オニガヤツリ 鬼蚊帳吊

mark

Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae カヤツリグサ属

中国名 毛轴莎草 mao zhou suo cao
学 名 Cyperus pilosus Vahl.
オニガヤツリ穂
オニガヤツリの小穂
オニガヤツリの花軸の毛
オニガヤツリの花序枝の基部
オニガヤツリ
オニガヤツリの小穂
オニガヤツリの果実
花 期 7~10月
高 さ 30~100㎝
生活型 多年草
生育場所 湿地、湿った草地、池の縁
分 布 在来種  本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、東南アジア、オーストラリア、パプアニューギニア
撮 影 西尾市   07.9.9
大型、果実が褐色の短い三稜形で、花序軸に剛毛があるのが特徴。
 長い匐枝がある。茎は鋭い3稜形、基部の鞘は黄褐色。葉は幅4~10㎜、茎より短く、根元につく。花序は複生する。苞は3~4個つき、花序より長い苞が2~3個ある。花序軸には剛毛(刺毛)が密生する。小穂は長さ(5)7~15㎜、幅1.5~2㎜。鱗片は長さ約2㎜の広惰円形、わら色~赤褐色、縁が狭く膜質になり、中肋が緑色、先が短い芒端。果実は長さ約1.2㎜(実測は1~1.1㎜)、3綾形、褐色。柱頭は3分岐。2n=36,68
 大型でよく似たカンエンガヤツリは花序より長い苞が3~5個あり、最下の苞が特に長い。果実が長さ約0.7㎜、白色。
 ミズガヤツリは同じように花序軸に剛毛がある。鱗片が芒端にならず、果実がレンズ形、柱頭が2分岐。