オカオグルマ 丘小車
Flora of Mikawa
キク科 Asteraceae コウリンカ属
中国名 | 狗舌草 gou she cao |
学 名 |
Tephroseris integrifolia (L.) Holub subsp. kirilowii (Turcz. ex DC.) B.Nord. synonym Tephroseris kirilowii (Turcz. ex DC.) Holub synonym Senecio integrifolius (L.) Clairv. subsp. fauriei (Lev. et Vant.) Kitam. |
花 期 | 3~6月 |
高 さ | 20~60㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 日当たりのよい草地 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、ロシア、モンゴル |
撮 影 | 豊田市(旧足助町) 04.4.4 |
サワオグルマに似ているが、日当たりのよい乾いた場所を好む。
根茎がある。茎は1本、まれに2~3本直立し、類花茎状、密に白色のクモ毛があり、ときにほぼ無毛。根生葉は数個、花期に残り、ロゼット状になり、短柄。葉身は長楕円形~卵状長楕円形、長さ5~10㎝、幅1.5~2.5㎝、両面に密~まばらに、白色のくも毛状の綿毛がある。葉基部は楔形~次第に漸尖し、狭~広翼のある葉柄と続く。葉縁は不規則な先が点状の歯牙状又はほぼ全縁、葉先は鈍形。茎葉は数個、上部では次第に小さくなり、下部の葉は無柄、倒披針形~倒披針状長楕円形、長さ4~8㎝、幅0.5~1.5㎝、基部はほぼ茎を抱き、先は鈍形~鋭形。上部の葉は小さく、苞のようで、披針形、先は鋭形。頭花は直径1.5~2㎝、3~11個が散形花序の形態に並び、先は散房花序。花序柄は長さ1.5~5㎝、密にくも毛状の綿毛があり、黄褐色の腺毛がある。基部に苞があり、無いこともある。総苞は類円筒形~鐘形、長さ6~8㎜、幅6~9㎜、総苞片は1列、18~20個(実測19個)、披針形~線状披針形、幅1~1.5㎜(長さ5~7㎜)、草質、縁は狭い膜質、密~ときにまばらにクモ毛状、ときにほぼ無毛、先は尖鋭形~鋭形、緑色~帯紫色。周辺小花は13~15個、花冠筒部は長さ3~3.5㎜、小舌は黄色、頂楕円形、長さ6.5~7㎜、幅2.5~3㎜、4脈があり、先は3小歯、鈍形。中心小花は多数、花冠は黄色長さ約8㎜、筒部は長さ約4㎜、漏斗状の部分があり、裂片は卵状披針形長さ約1.2㎜、先は尖り、パピラがある。葯は長さ2.2㎜、基部は鈍形、付属体は卵状披針形。花柱は分岐し、枝は長さ約1㎜。痩果は長さ2.5~3.5㎜、微細剛毛で密に覆われ、冠毛がある。冠毛は白色、長さ約6㎜。
似たものが高山や寒地にあるが花期が夏である。
ミヤマオグルマTephroseris kawakamii 北海道の高地、サハリンに分布。花期7~8月。高さ17~30㎝。頭花は黄色、直径2~3㎝。イワオグルマと同種とする見解もある。
イワオグルマTephroseris phaeantha 中国、朝鮮の高地に分布。长白狗舌草 (chang bai gou she cao)。花期 7~8月。高さ13~45㎝。頭花は直径1.8~2.5㎝。総苞片は18~20個。
キタオグルマTephroseris integrifolia subsp. integrifolia 分布はアジア、ヨーロッパなどといわれているがはっきりしない。区別できないともいわれる。
カワラオグルマTephroseris subdentata 尖齿狗舌草(jian chi gou she cao )。朝鮮、中国、ロシア分布。花期6~7月。高さ20~60㎝。葉柄が長さ2~13㎝。総苞片は18~20個。頭花は直径1.5~2㎝、黄色。
ミズオグルマ Tephroseris palustris 湿生狗舌草(shi sheng gou she cao) 。周寒帯性分布。花期 6~8月。高さ20~60㎝。総苞片は18~20個。頭花は淡黄色。痩果の冠毛が花時の長さ3~3.5㎜から、果時に12~13㎜と長くなる。
根茎がある。茎は1本、まれに2~3本直立し、類花茎状、密に白色のクモ毛があり、ときにほぼ無毛。根生葉は数個、花期に残り、ロゼット状になり、短柄。葉身は長楕円形~卵状長楕円形、長さ5~10㎝、幅1.5~2.5㎝、両面に密~まばらに、白色のくも毛状の綿毛がある。葉基部は楔形~次第に漸尖し、狭~広翼のある葉柄と続く。葉縁は不規則な先が点状の歯牙状又はほぼ全縁、葉先は鈍形。茎葉は数個、上部では次第に小さくなり、下部の葉は無柄、倒披針形~倒披針状長楕円形、長さ4~8㎝、幅0.5~1.5㎝、基部はほぼ茎を抱き、先は鈍形~鋭形。上部の葉は小さく、苞のようで、披針形、先は鋭形。頭花は直径1.5~2㎝、3~11個が散形花序の形態に並び、先は散房花序。花序柄は長さ1.5~5㎝、密にくも毛状の綿毛があり、黄褐色の腺毛がある。基部に苞があり、無いこともある。総苞は類円筒形~鐘形、長さ6~8㎜、幅6~9㎜、総苞片は1列、18~20個(実測19個)、披針形~線状披針形、幅1~1.5㎜(長さ5~7㎜)、草質、縁は狭い膜質、密~ときにまばらにクモ毛状、ときにほぼ無毛、先は尖鋭形~鋭形、緑色~帯紫色。周辺小花は13~15個、花冠筒部は長さ3~3.5㎜、小舌は黄色、頂楕円形、長さ6.5~7㎜、幅2.5~3㎜、4脈があり、先は3小歯、鈍形。中心小花は多数、花冠は黄色長さ約8㎜、筒部は長さ約4㎜、漏斗状の部分があり、裂片は卵状披針形長さ約1.2㎜、先は尖り、パピラがある。葯は長さ2.2㎜、基部は鈍形、付属体は卵状披針形。花柱は分岐し、枝は長さ約1㎜。痩果は長さ2.5~3.5㎜、微細剛毛で密に覆われ、冠毛がある。冠毛は白色、長さ約6㎜。
似たものが高山や寒地にあるが花期が夏である。
ミヤマオグルマTephroseris kawakamii 北海道の高地、サハリンに分布。花期7~8月。高さ17~30㎝。頭花は黄色、直径2~3㎝。イワオグルマと同種とする見解もある。
イワオグルマTephroseris phaeantha 中国、朝鮮の高地に分布。长白狗舌草 (chang bai gou she cao)。花期 7~8月。高さ13~45㎝。頭花は直径1.8~2.5㎝。総苞片は18~20個。
キタオグルマTephroseris integrifolia subsp. integrifolia 分布はアジア、ヨーロッパなどといわれているがはっきりしない。区別できないともいわれる。
カワラオグルマTephroseris subdentata 尖齿狗舌草(jian chi gou she cao )。朝鮮、中国、ロシア分布。花期6~7月。高さ20~60㎝。葉柄が長さ2~13㎝。総苞片は18~20個。頭花は直径1.5~2㎝、黄色。
ミズオグルマ Tephroseris palustris 湿生狗舌草(shi sheng gou she cao) 。周寒帯性分布。花期 6~8月。高さ20~60㎝。総苞片は18~20個。頭花は淡黄色。痩果の冠毛が花時の長さ3~3.5㎜から、果時に12~13㎜と長くなる。