ノゲイトウ 野鶏頭

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Flora of Mikawa

ヒユ科 Amaranthaceae ケイトウ属

中国名 青葙 qing xiang
英 名 silver cock's comb
学 名 Celosia argentea L.
ノゲイトウの花序
ノゲイトウの花
ノゲイトウの果実
ノゲイトウの茎
ノゲイトウの若い芽
ノゲイトウ
ノゲイトウ葉
ノゲイトウ葉2
ノゲイトウ葉裏
ノゲイトウ種子
花 期 7~10月
高 さ 30~100㎝
生活型 1年草
生育場所 道端、空地、河原、草地、礫地
分 布 帰化種  アジア原産
撮 影 蒲郡市 1.7.19(花)
幸田町 12.11.1
原産地ははっきりせず、アジアのインド原産ではないかとされている。世界中に広く帰化し、日本でも本州西部以西に帰化している。ケイトウに近い園芸品種も多く、栽培品の逸出もある。ノゲイトウに近い品種はヤリゲイトウ Celosia argentea var. cristata (Spicata Group)と呼ばれる。
 茎は直立し、よく分枝する。葉は互生し、披針形~卵状披針形、先が尖り、基部は楔形。花序は先が濃ピンク色、咲き終わった花序の下部は銀色になる。花被片は濃ピンク色の1脈があり、5個、長さ約9㎜、淡褐色に退色して果時にも残る。小苞は花被片の半長。雄しべ5個、葯は淡紅色。雌しべ1個。果実は幅約3㎜の胞果、10個前後の種子が入り、熟すと帽子が取れるように横に裂開する。種子は扁平、長さ1.3~1.5㎜、光沢のある円形、黒色。2n= 36, 72, 84。
 ケイトウ Celosia argentea L. var. cristata (L.) Benth.(crested cock's comb) はインドなど熱帯、亜熱帯原産。花序がトサカ状、普通、赤色。種子はほとんど同じ大きさであり、胞果が小さい。