ニワウルシ 庭漆

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Flora of Mikawa

ニガキ科 Simaroubaceae ニワウルシ属

別 名 シンジュ 神樹
中国名 臭椿 chou chun
英 名 tree of heaven
学 名 Ailanthus altissima (Mill.) Swingle
ニワウルシ枝先
ニワウルシ葉の鋸歯の腺体
ニワウルシ果実
ニワウルシの幹
ニワウルシ樹皮の皮目
ニワウルシ
ニワウルシ葉
ニワウルシ小葉
ニワウルシ小葉の裏
花 期 6月
高 さ 10~25m
生活型 落葉高木
生育場所 河原、土手、林縁
分 布 帰化種 中国原産
撮 影 幡豆町   13.6.1
明治の初期に渡来し、野生化し、街中でも見られる。ウルシの名がついているが、ウルシ科でなく、ニガキ科に属し、かぶれない。別名はシンジュ(神樹)といい、英名はtree of heaven といわれる。三ヶ根山付近には多く、普通に見られる。
 幹は灰色、しわ状の皮目があり、太くなると不規則に縦の割れ目が入る。葉は互生し、長さ40~100㎝、ウルシに似た奇数羽状複葉、小葉が6~10対つく。小葉は長さ8~10㎝、小葉の根元に1~2対の鈍い鋸歯があり、鋸歯の裏側が盛り上がり、腺体がある。雌雄異株。花は長さ10~20㎝の円錐花序につき、緑白色。花弁は5個、下部が有毛。萼片も5個。雄花は雄しべ10個、花糸の下半部が有毛。雌花は柱頭が5裂し、子房は心皮が5個、10個の雄しべがあるが退化している。果実は翼果、2~5個の分果があり、次第に赤色を帯び、熟すと褐色になる。分果は長さ4~4.5㎝の狭長楕円形、大きな翼があり、種子1個をもつ。種子は扁平、長さ約5㎜。
 カラスザンショウは、幹や枝に刺があり、小葉の基部に大きな鋸歯がなく、波状縁で全体に浅い鈍鋸歯。果実が蒴果。