カラスザンショウ 烏山椒
Flora of Mikawa
ミカン科 Rutaceae サンショウ属
中国名 | 椿叶花椒 chun ye hua jiao |
学 名 | Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc. |
花 期 | 7~8月 |
高 さ | 5~15m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 林縁、河原、崩壊地、伐採跡 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、台湾、フィリピン |
撮 影 | 岡崎市 12.7.30 |
三ヶ根山付近の山には10mを超える大木も多い。
幹は灰色~灰褐色、大きく基部が盛り上がった刺があり、又は刺が取れ、いぼ状の突起になる。枝にも刺がある。葉は互生し、長さ30~80㎝の奇数羽状複葉。小葉は長さ7~15㎝の長楕円状披針形~披針形、6~12対つく。先は尾状に尖り、縁は波打ち、浅い鈍鋸歯縁。両面とも無毛、葉裏は粉白色。雌雄別下部。枝先の散房花序に小さな花を多数つける。雄花は長楕円状形の白色の花弁5個、雄しべ5個、葯は黄色。雌花は子房や柱頭が太く、緑色。萼は5深裂する。果実は蒴果、3分果。分果は直径3~5㎜の扁球形、しわがあり、灰褐色、熟すと裂開し、光沢のある黒色の種子が見えるようになる。種子は直径3~4㎜の球形
ニワウルシも大木になり、遠くからはやや似ている、幹は灰色で、独特のしわ状の皮目があり、刺はない。小葉の基部にだけ少数の鈍鋸歯がある。果実は翼果。
アコウザンショウ Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc. var. inerme Rehder et E.H.Wilson は幹に刺がない品種であり、小笠原諸島にだけ自生する。
幹は灰色~灰褐色、大きく基部が盛り上がった刺があり、又は刺が取れ、いぼ状の突起になる。枝にも刺がある。葉は互生し、長さ30~80㎝の奇数羽状複葉。小葉は長さ7~15㎝の長楕円状披針形~披針形、6~12対つく。先は尾状に尖り、縁は波打ち、浅い鈍鋸歯縁。両面とも無毛、葉裏は粉白色。雌雄別下部。枝先の散房花序に小さな花を多数つける。雄花は長楕円状形の白色の花弁5個、雄しべ5個、葯は黄色。雌花は子房や柱頭が太く、緑色。萼は5深裂する。果実は蒴果、3分果。分果は直径3~5㎜の扁球形、しわがあり、灰褐色、熟すと裂開し、光沢のある黒色の種子が見えるようになる。種子は直径3~4㎜の球形
ニワウルシも大木になり、遠くからはやや似ている、幹は灰色で、独特のしわ状の皮目があり、刺はない。小葉の基部にだけ少数の鈍鋸歯がある。果実は翼果。
アコウザンショウ Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc. var. inerme Rehder et E.H.Wilson は幹に刺がない品種であり、小笠原諸島にだけ自生する。