ニッコウネコノメソウ 日光猫の目草

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Flora of Mikawa

ユキノシタ科 Saxifragaceae ネコノメソウ属

学 名 Chrysosplenium macrostemon Maxim. var. shiobarense (Franch.) H.Hara
ニッコウネコノメソウ花
ニッコウネコノメソウ平開した萼と8個の葯
ニッコウネコノメソウ葉
ニッコウネコノメソウ
花 期 4~5月
高 さ 5~10㎝
生活型 多年生
生育場所 山地の渓流沿いの湿った場所
分 布 在来種(日本固有種)  本州、四国
撮 影 作手村  04.4.4
イワボタンの変種。
 茎は暗紫色を帯び、無毛。葉は対生し、葉身の長さは0.5~1.5㎝。葉先の部分に鋸歯があり、基部は楔形。下部の苞は暗紫色で、上部の苞は鮮黄色。萼裂片は黄緑色、花時に平開する。雄しべは長く、普通、8個、葯は暗紅紫色で、後に黒色になる。
 母種のイワボタンは萼裂片が斜上し、雄しべ8個、葯が黄色。
 ヨゴレネコノメソウもイワボタンの変種であり、萼裂片が直立し、葯が赤褐色から黒色に変わる。
 イワネコノメソウは萼裂片が平開し、雄しべが萼より短く、葯が橙赤色。
 ネコノメソウは萼裂片が平開し、雄しべ4個、葯が黄色。
 ヤマネコノメソウは毛があり、茎葉が互生し、雄しべ8個、葯が黄色。