ナツグミ 夏茱萸

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Flora of Mikawa

グミ科 Elaeagnaceae グミ属

中国名 木半夏 mu ban xia
英 名 cherry silverberry
学 名 Elaeagnus multiflora Thunb.
Elaeagnus multiflora Thunb. var. multiflora
ナツグミの花横
ナツグミの花
ナツグミの花2
ナツグミの果期
ナツグミの果実
ナツグミの幹
ナツグミ
ナツグミの葉
ナツグミの葉
ナツグミの葉表の鱗状毛
ナツグミの葉裏の鱗状毛
花 期 4~5月
果 期 5~7月
高 さ 2~4m
生活型 落葉低木~落葉小高木
生育場所 平地、丘陵地
分 布 在来種  本州(福島県~静岡県の太平洋岸)、中国
撮 影 新城市   13.5.13
品種に分ける場合はマルバナツグミ form. orbiculata とホソバナツグミ var. multiflora form. multifloraである。
 幹は黒褐色、老木は樹皮が縦に細長く剥がれる。葉は互生し、長さ3~10㎝の楕円形~長楕円形、先は短く尖る。葉表は鱗状毛(鱗状部のある星状毛)で覆われ、葉裏は鱗状毛(鱗状部のある星状毛)が密生し、赤褐色の鱗状毛が混ざる。花は淡黄色、4個の萼片が筒部より長い。萼筒は長さ7~8 (5~6.5 )㎜。雄しべと雌しべは萼筒とほぼ同長で上に突き出ない。果実は長さ1.2~1.7㎝の広楕円形の偽果、赤く熟すと美味しい。種子は長さ約1.2㎝の卵状長楕円形。
 Flora of Chinaでは萼筒の長さと雄しべ、雌しべの突き出方で変種に分けている。var. multifloraは萼筒の長さ5~6.5㎜、雄しべと雌しべは萼筒とほぼ同長。var. tenuipes は中国だけにあり、萼筒が5~6.5㎜、雄しべと雌しべが突き出る。 var. obovoidea は中国だけにあり、萼筒が5~6.5㎜、雄しべと雌しべが萼筒より短い。var. siphonantha は萼筒が8~10㎜、中国、日本、朝鮮に分布する。
 トウグミは葉の表面に鱗状毛でなく、星状毛のある変種である。