ナキリスゲ 菜切菅
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
英 名 | flat sedge |
学 名 | Carex lenta D.Don. synonym Carex brunnea Thunb. var. nakiri Ohwi |
果 期 | 8~10月 |
高 さ | 40~80㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 平地、山地の林内 |
分 布 | 在来種 本州(茨城県、富山県以西)、四国、九州、朝鮮、インド、ネパール、パキスタン、スリランカ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシア、ニューギニア、オーストラリア |
撮 影 | 鳳来寺山 07.9.17 |
ナキリスゲの和命の由来は葉が硬く、菜が切れそうなことから。秋に普通に見られるスゲ。Flora of China ではコゴメスゲ Carex brunnea に含めている。
多年草、高さ40~80㎝。根茎は短く、叢生する。葉は幅2~3㎜の線形、暗緑色で硬く、葉の縁がざらつく。スゲ属のほとんどは春に開花するが、秋に開花する。花序には小穂が約10個つき、茎が細く、垂れ下がる。小穂は長さ1~3㎝、幅3~4㎜、雌雄性で、小穂の先に短い雄花がつく。果胞は長さ3~3.5㎜の広卵形、縦脈があり、開出毛が多い。果実は卵形、レンズ形。柱頭は2岐。果期は8~10月。
センダイスゲ var. sendaika は根茎が長く、小穂が固まってつく。
コゴメスゲCarex brunnea 小穂は細く、多数つく。鱗片は褐色を帯び、小穂が褐色に見える。果胞はナキリスゲより小さく、長さ2.5~3㎜。
多年草、高さ40~80㎝。根茎は短く、叢生する。葉は幅2~3㎜の線形、暗緑色で硬く、葉の縁がざらつく。スゲ属のほとんどは春に開花するが、秋に開花する。花序には小穂が約10個つき、茎が細く、垂れ下がる。小穂は長さ1~3㎝、幅3~4㎜、雌雄性で、小穂の先に短い雄花がつく。果胞は長さ3~3.5㎜の広卵形、縦脈があり、開出毛が多い。果実は卵形、レンズ形。柱頭は2岐。果期は8~10月。
センダイスゲ var. sendaika は根茎が長く、小穂が固まってつく。
コゴメスゲCarex brunnea 小穂は細く、多数つく。鱗片は褐色を帯び、小穂が褐色に見える。果胞はナキリスゲより小さく、長さ2.5~3㎜。