ミヤマタニワタシ 深山谷渡

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Flora of Mikawa

マメ科 Fabaceae ソラマメ属

別 名 ニッコウタニワタシ、ニッコウハギ
英 名 two-leaf vetch
学 名 Vicia bifolia Nakai
ミヤマタニワタシ花序の蕾
ミヤマタニワタシ苞
ミヤマタニワタシ花
ミヤマタニワタシ花2
ミヤマタニワタシ萼と苞
ミヤマタニワタシ種子
ミヤマタニワタシ茎と托葉
ミヤマタニワタシの葉
ミヤマタニワタシ
ミヤマタニワタシ花序
ミヤマタニワタシ花序2
ミヤマタニワタシの果実
ミヤマタニワタシの葉表
ミヤマタニワタシの葉裏
花 期 8~9月
高 さ 30~70㎝
生活型 多年草
生育場所 山地の林下、林縁野
分 布 在来種  本州(栃木県~愛知県)
撮 影 設楽町  15.9.23
細い根茎があり、地中の走出枝を横に伸ばす。茎は稜があり、直立~斜上し、上部は節でジグザグに曲がる。巻きひげは無い。 葉は互生し、2個の小葉からなる複葉、葉柄は短い。小葉は無柄、葉身が長さ4〜13㎝、幅1.5~4.5㎝の狭卵形~卵形、質が極めて薄く、基部は楔形~広楔形、先は長く鋭く尖り、縁は不明瞭な波状微鋸歯。托葉は長さ約10㎜、卵形、先が尖る。上部の葉腋に短い総状花序を出し、蝶形花を5~10個つける。花柄は長さ5~20㎜。花は長さ12~17㎜、幅5~15㎜、赤紫色~青紫色、初め濃色で次第に淡色になる。萼は長さ5~6㎜、萼歯は5個、小さい三角状、ほぼ同形。 苞は長さ3~8㎜、広卵形~狭卵形、先が尖り、開花時にも残る。豆果は長さ2~3㎝、長楕円形、無毛、種子が数個入る。
 ナンテンハギは根茎が木質で太い。葉はミヤマタニワタシと同じ小葉2個の複葉。小葉は長さ4~7㎝の菱状卵形~長楕円形、先が尖る。托葉は2裂又は歯牙がある。花は総状花序につき、長さ約1.5㎝、青紫色~紅紫色。苞は線形、長さ約1 ㎜、開花前に落ちる早落性。豆果は長さ20~35㎜、無毛。2n=12,14,24