ナンテンハギ 南天萩

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Flora of Mikawa

マメ科 Fabaceae ソラマメ属

別 名 フタバハギ、アズキッパ
中国名 歪头菜 wai tou cai
英 名 two-leaf vetch
学 名 Vicia unijuga A. Braun
ナンテンハギ花
ナンテンハギ花
ナンテンハギ豆
ナンテンハギ
ナンテンハギの葉
花 期 6~11月
高 さ 30~60㎝
生活型 多年草
生育場所 山野
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア
撮 影 幡豆町  01.10.13
和名の由来はナンテンの葉に似ていることから。別名はアズキの葉に似て食べられることによる。
 根茎は木質で太い。茎は直立し、巻きひげがない。葉葉は2個の小葉からなる偶数羽状複葉、3個が普通のソラマメ属の中では特異である。小葉は長さ3~9㎝、幅1.5~4㎝の菱状卵形~長楕円形、先が尖る。托葉は矛形~類披針形、長さ8~20㎜、幅3~5㎜、 2裂又は歯牙がある。総状花序はまれに分枝し、長さ4.5~7㎝の円柱形、長柄があり、普通、葉より明瞭に長く、8~20個の花を密につける。苞は線形、長さ約1 ㎜、開花前に落ちる早落性。花冠は長さ約1.5㎝、青紫色~紅紫色、まれに白色。旗弁は中間で縮みバイオリン形、長さ11~15㎜。翼弁は竜骨弁より長く、長さ13~14㎜。子房は線形、無毛。胚珠は2~8個。豆果は長楕円形、扁平、長さ20~35㎜、幅5~7㎜ 、無毛。種子は3~7個入り、卵状回転楕円体(3径のうち2径が等しい楕円体) 。2n=12,14,24
 三河では秋に開花し、長野県蓼科高原などでは8月初めに満開となる。