ミミナグサ 耳菜草
Flora of Mikawa
ナデシコ科 Caryophyllaceae ミミナグサ属
中国名 | 簇生卷耳 cu sheng juan er |
学 名 | Cerastium fontanum Baumg. subsp. vulgare (Hartm.) Greuter et Burdet var.
angustifolium (Franch.) H.Hara Cerastium fontanum Baumg. subsp. triviale (Spenn.) Jalas var. angustifolium (Franch.) H.Hara Cerastium holosteoides Fr. var. angustifolium (Franch.) M.Mizush. Cerastium ianthes F.N.Williams Cerastium caespitosum Gilib. var. ianthes (F.N.Williams) H.Hara |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 15~30㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 道端、畑 |
分 布 | 在来種 日本全土、サハリン、朝鮮、中国、インド |
撮 影 | 豊田市 04.5.2 |
分類が難しく、学名はしばしば変更が行われている。現在はヨーロッパ原産のオオミミナグサの地方変種として扱われている。
茎が赤味を帯びることが多く、短毛及び腺毛がある。葉は対生し、長さ1~3.5㎝、両面に毛がある。花弁は白色、5個で、先が2裂する。雄しべは10個、花糸は無毛。雌しべ1個、花柱5個。小梗(花につく柄)は長さ5~14㎜、萼より長く、あまり花が密集しない。萼片5個は長さ4~5㎜、花弁とほとんど同じ長さで、先が赤味を帯びる。蒴果は長さ8~10㎜、熟すと先端が浅く10裂し、外側にやや開く。これがミミナグサ属の特徴でもある。種子は長さ約0.8㎜(実測0.76~0.86㎜)。
オオミミナグサCerastium fontanum subsp. vulgare = Cerastium fontanum subsp. trivaleは北海道、アジア、ヨーロッパ、北アメリカに広く分布する。萼片は長さ5~9㎜、蒴果は長さ9~13㎜。茎に長毛はあるが腺毛はない。苞葉の縁が白膜質。中国名は簇生泉卷耳(cu sheng quan juan er)。
ケミミナグサはオオミミナグサに似て、花柄や萼に腺毛があるもの。中間的なものもあり、オオミミナグサに含める見解がある。
帰化種のオランダミミナグサ Cerastium glomeratum は花が密集し、小梗が萼より短く、萼が花弁より短い。また、種子も小さい。
コバノミミナグサは伊吹山、秋吉台の石灰岩地に自生し、花弁が萼片より明瞭に長く、花糸にまばらに毛があり、葉も小さい。
茎が赤味を帯びることが多く、短毛及び腺毛がある。葉は対生し、長さ1~3.5㎝、両面に毛がある。花弁は白色、5個で、先が2裂する。雄しべは10個、花糸は無毛。雌しべ1個、花柱5個。小梗(花につく柄)は長さ5~14㎜、萼より長く、あまり花が密集しない。萼片5個は長さ4~5㎜、花弁とほとんど同じ長さで、先が赤味を帯びる。蒴果は長さ8~10㎜、熟すと先端が浅く10裂し、外側にやや開く。これがミミナグサ属の特徴でもある。種子は長さ約0.8㎜(実測0.76~0.86㎜)。
オオミミナグサCerastium fontanum subsp. vulgare = Cerastium fontanum subsp. trivaleは北海道、アジア、ヨーロッパ、北アメリカに広く分布する。萼片は長さ5~9㎜、蒴果は長さ9~13㎜。茎に長毛はあるが腺毛はない。苞葉の縁が白膜質。中国名は簇生泉卷耳(cu sheng quan juan er)。
ケミミナグサはオオミミナグサに似て、花柄や萼に腺毛があるもの。中間的なものもあり、オオミミナグサに含める見解がある。
帰化種のオランダミミナグサ Cerastium glomeratum は花が密集し、小梗が萼より短く、萼が花弁より短い。また、種子も小さい。
コバノミミナグサは伊吹山、秋吉台の石灰岩地に自生し、花弁が萼片より明瞭に長く、花糸にまばらに毛があり、葉も小さい。