リナリア・ネオンライト

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Flora of Mikawa

オオバコ科 Plantaginaceae ウンラン属

別 名 リナリア・リップルストーン
英 名 toadflax 'Neon Lights'
学 名 Linaria aeruginea (Gouan) Cav. 'Neon Lights'
 synonym Linaria aeruginea (Gouan) Cav. 'Ripple Stone'
リナリア・ネオンライトの蕾
リナリア・ネオンライトの花序
リナリア・ネオンライトの花2
リナリア・ネオンライトの花距
リナリア・ネオンライトの花裏
リナリア・ネオンライトの花横
リナリア・ネオンライト
リナリア・ネオンライトの黄花
リナリア・ネオンライトの花序
リナリア・ネオンライト葉
花 期 5~8月
高 さ 15~20㎝
生活型 多年草まれに1年草
生育場所 栽培種
分 布 外来種 ポルトガル、スペイン、バレアレス諸島原産
撮 影 浜名湖ガーデンパーク  24.4.17
リナリア・ネオンライトはオオバコ科ウンラン属(リナリア属)のリナリア・アエルギネアの園芸品種。日本ではリナリア・リップルストーンの名で流通している。ヒメキンギョソウとも呼ばれるが、ヒメキンギョソウより小型。
 リナリア・ネオンライトは多年草、矮性で高さ15~20㎝程度。葉は線形で、灰緑色。花はキンギョソウに似た距の長い小さな花で、赤色、ピンク色、褐色、紫色、黄色、橙色、白色、これらの2色など、多彩。花冠の細い脈状紋は明瞭なものと不明瞭なものがある。花期は5~8月。
 リナリア・アエルギネア(Linaria aeruginea (Gouan) Cav.)はポルトガル、スペイン、バレアレス諸島原産。標高150~3300mの石灰岩地帯、低木林に生える。
 多年草まれに1年草、花序に腺毛があり、腺毛は長さ0.3~1.2㎜、粉白を帯びる。稔性の茎は1~10本、長さ70㎝以下、傾伏~直立・斜上し、単純または分枝する。不稔の茎は1~8本、長さ35㎝以下、傾伏~斜上し、ときに直立する。稔性の茎の葉は長さ3~35㎜×幅0.3~1.5(1.9)㎜、線形~線状楕円形、鋭形またはほぼ鈍形、±外巻きまたは下側が溝状になり、または±平らで、通常は片側に配置される。下部の葉は2~6個が渦巻き状に配置され、残りは互生する。不稔の茎の葉は長さ2~20㎜×幅0.3~1.5㎜で、稔性の茎の葉に似ている。花序は長さ(0.8)2.5~31㎝、花が(1)3~34個つき、±花期には密、果時にはやや緩くなる。苞は長さ2.5~10㎜×幅0.5~1.2㎜、狭倒披針形~線形、鋭形。小花柄は花時に長さ0.5~6㎜、果時に長さ0.5~14㎜になり、直立する。萼は不均等な萼片を持ち、倒披針形~線状披針形、鋭形またはほぼ鈍形。上側の萼片は花時に長さ3.5~7.5(9)㎜×幅0.5~1.2㎜、果時に4~8.5(10)㎜×幅0.5~1.7㎜。下側の萼片は花時に長さ2.5~5㎜×幅0.6~1.9㎜、果時に長さ3~6㎜×幅0.7~2㎜。花冠は長さ(11)13~27(30)㎜、帯赤色、赤紫色、ピンク紫色、灰紫色、黄色または黄橙色、ときに紫青色。花冠筒部は幅2.7~7 mm。上唇の切れ込みは0.8~3㎜、下唇の切れ込みは0.7~1.4㎜。距は長さ5~11(14)㎜、基部の幅1~2.3㎜、やや湾曲し、花冠の残りの部分より短いかほぼ同長。蒴果は長さ3~7.5㎜×幅2.8~7.3㎜、球形~卵状亜球形、無毛、または頂部に向かって長さ0.1~0.2㎜の腺毛がある。種子は長さ1.2~4㎜×幅1.1~3.8㎜、通常わずかに凹凸面がある腎形の円盤形、疣状突起があるかまたは平滑またはうねで覆われ、パピラはなく、褐色、暗褐色または黒色。翼は幅0.2~1.2mm、膜質、厚くなく、全縁、パピラはなく、灰色または黄灰色、灰褐色または黒色、ときに縁が白灰色。2n=12。
品種) 'Aureopurpurea' , 'Gemstones' , 'Lindeza Violet' , 'Neon Lights'(='Ripple Stone'リナリア・リップルストーン), まろんパレット